【新学期スタート】環境になじめない子どもに親ができることは?“カード”を使ったアートセラピーのやり方を心理カウンセラーが解説
2024.4.9 佐藤城人(さとう・しろと)
新しい学期がスタートしました。私たち親としては、子どもたちの健やかな成長を願うものです。ただ、どうしても新しい環境に馴染めず、モジモジしたり言いたいことを言えずに黙り込んでしまう子もいます。このような場合、そのままにしておくと、自分の思いや気持ちにフタをしたまま大人になってしまうかもしれません。では、どのようにすればよいのでしょう?
はじめに
新しい学期がスタートしました。私たち親としては、子どもたちの健やかな成長を願うものです。ただ、どうしても新しい環境に馴染めず、モジモジし言いたいことを言えずに黙り込んでしまう子もいます。このような場合、そのままにしておくと、自分の思いや気持ちにフタをしたまま大人になってしまうかもしれません。では、どのようにすればよいのでしょう?
子どもとアートセラピー
アートセラピーとは、言葉では表現しきれない心の世界を、目に見える形にして、自分の内面への気づきを促したり、周囲とのコミュニケーションを深めたりする心理療法のことです。
アート(芸術)を通して自分を表現することにより、心身の健康を回復させ、さらに自己理解や成長につなげていくことが主な目的となります。
絵画というアートを通して、子どもたちが自由にノビノビとした時間を持つこと。その結果、なかなか言えなかったこと(自分の内面にあること)を、表現できたらいいですよね。この記事では、18枚のイラストを用いた【気持ちくんカード】を紹介します。これは、自分や相手の気持ちとうまく向きあえるように作成したものです。もちろん、親子でのコミュニケーションのツールとしても活用できます。では、早速この使い方をお伝えいたします。
心理カウンセラー・心理セラピスト 佐藤城人(さとう・しろと)
心理カウンセラー・心理セラピスト。過去にアルコール依存症を患った経験があり、それを克服する過程で40代に再度大学に入学、心理学と出会う。各種依存症やインナーチャイルドを抱える方、さらには社交不安障害や愛着障害の悩みなど、これまで10年間で約5000名様の悩みをサポート。インナーチャイルドの回復プログラムの中で「正しさよりも心地よい生き方」を提唱する。2019(令和元)年一般社団法人インナークリエイティブセラピスト協会を設立。現在はカウンセラー・セラピストの養成にも力を入れている。
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