「電子レンジ」にご注意を タマゴ爆発、天ぷら&肉まんで火事…新生活に気を付けたい「製品事故3選」
2024.4.5 LASISA編集部
新生活で使い始めた身近な製品で、思いがけない事故が起きることがあります。電子レンジ、ガスコンロ、自転車の「注意点」を紹介します。
電子レンジの取り扱いで思わぬ事故が

独立行政法人の製品評価技術基盤機構構(NITE、ナイト)が、新年度に一人暮らしを迎えた学生や社会人らに向けて、この時期に気を付けてほしい「製品事故3選」を紹介しています。3つとも、日常生活に身近な製品ばかりです。
その一つが「電子レンジ」。NITEは、
(1)取扱説明書で禁止しているものを温めない
(2)加熱し過ぎない
(3)汚れを放置しない
を、気を付けるべき主なポイントとして挙げています。
まず(1)。卵を電子レンジで加熱してはいけないことは知られていますが、ほかにも殻や膜で覆われている食品も電子レンジで温めることを禁止されています。内部の蒸気が抜けず圧力が上昇し、破裂する恐れがあるためです。例えばソーセージなどは加熱前に切れ目を入れる必要があります。
(2)は「加熱し過ぎない」。食品は電子レンジで加熱しすぎると炭化し、発火する場合があります。パンや芋など水分が少ない食品は、水分を多く含む食品よりも比較的早く炭化し、《スパーク》(※火花が発生)して発火します。
特に天ぷらや肉まんなど油分を多く含む食品は、加熱し過ぎた際に《爆発的に燃焼》する恐れがあるため、注意が必要です。
こうした食材により“あわや火災”という状況を経験したユーザーは少なくないようで、X(旧ツイッター)の投稿でも、
「肉まんを電子レンジは危ない……火事になるところだった」
「適当にチンしたら黒い煙があふれ出して丸焦げの肉まんになってた」
「あっためてた肉まん爆発したんやが……」
といった書き込みが散見されます。
これらの食材は、電子レンジ内での様子を見ながら少しずつ加熱することで事故を防げます。
そして(3)、庫内やドアの内側に食品カスなどの汚れが付着した状態で使用すると、炭化してスパークして発火する恐れがあります。そのため電子レンジの庫内やドアはこまめに掃除するようにしましょう。
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