2023年【SNS炎上】最も多かったジャンルとは 差別・思想…「炎上さしすせそ」も該当?
2024.3.30 LASISA編集部
SNSではどのようなジャンルの話題が炎上しやすいのでしょうか。このたび2023年の事例をまとめた調査結果が公表されました。
炎上の平均日数は「約3週間」
企業のSNSマーケティングを支援するコムニコが、批判的な言及や引用ポスト(引用リツイート)数が多い「SNS炎上事件」を2023年の1年間調査し、その傾向分析をまとめた「2023年炎上レポート」を公開しました。
それによると、2023年のSNS炎上観測数は189件。炎上の要因を調べる「炎上ジャンル別」で最も多かったのは「リテラシー不足(知識や配慮が足りないなど)」で117件に上りました。平均言及数は11万4672件で、平均炎上日数は21日だったと言います。
SNS炎上が最も多い媒体はX(ツイッター)で89件と半数近くを占めました。2位は「オフライン」。リアルのイベントや日常の出来事、企業の取り組み、著名人の言動などで、それを見聞きした人がSNSに投稿したことをきっかけに炎上状態になるケースが多く見られたとのことです。
リテラシー不足以外の炎上ジャンルは、「思想」「オフライン(テレビ、新聞、雑誌、街頭広告など)」「モラル(不祥事や不倫などのスキャンダル)」「政治」の順に並びました。
炎上投稿の基準は「Xトレンド入りした投稿」「ネットニュース化された投稿」「引用リポストで批判が多い投稿」「批判的なリプライが多い投稿」「メンションはつけないが批判的な言及でリプライされている投稿」で、批判的な言及が多いSNS投稿を同社スタッフが目視でピックアップしたとのことです。
一般社団法人のSNSエキスパート協会は、SNSなどで炎上しやすい話題・テーマ「炎上さしすせそ」として、「災害・差別」「思想・宗教」「スパム・スポーツ・スキャンダル」「政治・セクシャル(LGBT、ジェンダーを含む)」「操作ミス(誤投稿)」を挙げています。
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