「ささいな冗談で怒られた」生理前のイライラ【PMS】に振り回される【男性たち】の嘆き…離婚・別れた人も
2024.3.7 LASISA編集部
PMS(月経前症候群)対策アプリ「ケアミー」が「女性のPMSに関する意識調査」を実施し、その結果を発表しました。
PMSでイライラする女性に対する男性の本音
PMSとは、女性の生理前後に起こるイライラや集中力の低下、憂うつといった精神的症状や、頭痛や腰痛などの身体的症状のこと。
PMS(月経前症候群)対策アプリ「ケアミー」が、2023年12月に行った過去の調査では、これまでにパートナーがいたことのある男性のうち、約2人に1人がパートナーのPMSに「悩んだことがある」と回答しました。
今回の調査では、PMSに関する男性の悩みについてさらに詳細を知るため「女性のPMSに関する意識調査」を実施し、その結果を発表しました。
調査は、2024年2月28日~2月29日の期間、15~49歳の男性300人を対象に、インターネット上で行われました。
「パートナー(恋人や妻)の生理に関連して起こる不調に対してどのように悩んだことがあるか?」という質問に対し、最も多い回答が「パートナーの不調や精神的な変化が、PMSのせいなのか、他の理由なのか分からない」で50.2%でした。次いで「パートナーのPMSに対して、自分が何をしてあげられるのか分からない」が34.8%、「PMSのせいで不調であることは分かるが、どう接したらいいのか分からない」が34.5%でした。
このように、不調の原因がはっきりわからないこと、また、どう接したらいいかわからず対応に悩む男性が多いことがうかがえます。
別れ、離婚に発展したケースも…
具体的なエピソードとして、
「普段は怒るようなことではないことで怒られ、怒り返してもいいのか分からなかった」(30代)
「些細(ささい)な冗談でも怒られる」(20代)
「不調の原因がPMSかもと思っても指摘しにくくて、こちらも疲れ、不調になってしまう」(30代)
「何故そこまで怒っているのかが理解できない。怒るにしても、理性的に言えないものかと。 また、こちらのメンタルをエグるようなセリフが出るからかなりきつい」(30代)
「毎回ではなく、突然なるからわかりにくい」(40代)
「妻は、短気になったり、ヒステリックになることがよくあり、 子どもがかわいそう。自分もイライラしてしまい どう接すればよいか分からない」(40代)
など、PMS時の女性とうまくコミュニケーションが取れず、悩んでいる男性の姿がうかがえます。
調査を行った「ケアミー」は、「PMSに悩む女性は、自分では感情をコントロールできないことに困っています。また、パートナーに自分から症状を伝えることが、「心配してほしいアピール」のように見えてしまう気がして、うまく説明できないことがあります。それでも、どうにかして相手に自分のPMSのことを理解してほしいと思っています」とPMSに悩む女性の声を代弁します。
一方で、「PMSで悩む女性をパートナーに持つ男性も悩んでいます」とし、「パートナーのPMSに対して、『自分が何をしてあげられるのか分からない』という回答が多く、女性の不調に歩み寄りたいと考えている男性も多いことがわかります」とコメントしています。
◇◆◇
今回の調査の回答を見ると、「PMSのせいで別れてしまった(交際関係が終わった」が6.8%、「PMSのせいで離婚した」が4.8%という結果で、PMSがきっかけで別れを経験した人が少ないながらも存在しました。
つらいPMSですが、女性側にも不調であることを「伝える」努力は必要なのかもしれません。
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