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まさか…うちの子どもが【加害者】に?骨折させた、人のものを盗る「実はよくある」保護者の“心構え”とは

2024.3.1 LASISA編集部

女性ライフステージブランド「BELTA」が、子育て中の保護者を対象に、「子どもが引き起こすトラブル」に対する不安についての調査を実施し、その結果を発表しました。

保護者の多くが不安に思う「子どものトラブル」

保護者の多くが不安に思う「子どものトラブル」保護者の多くが不安に思う「子どものトラブル」

 女性ライフステージブランド「BELTA」が、子育て中の保護者を対象に、「子どもが引き起こすトラブル」に対する不安についての調査を実施し、その結果を発表しました。

 それによると、子供が引き起こすトラブルについて不安を感じたことがありますか?」という質問に対し、「不安を感じたことがある」と回答した人が56.7%と最も多く、「少し不安を感じたことがある(28.8%)」「そこまで不安を感じたことはない(13.5%)」「一切不安を感じたことはない(1%)」と続きました。

 具体的にどのようなトラブルが起こることが不安なのかを聞いてみたところ『意図せず他人を怪我させてしまうこと』という回答が77.5%と最も多く、『他人のもの(公共やお店を含む)を壊してしまう、傷つけてしまうこと(68.5%)』『交通事故を起こしてしまうこと(52.8%)』『いじめの加害者になってしまうこと(30.3%)』『SNSをめぐるトラブルで加害者になってしまうこと(19.1%)』と続きました。
どのようなトラブルが起こってしまうことが不安ですか?

10人に9人はトラブルを経験

実際に子どもがトラブルを起こしてしまったことはありますか実際に子どもがトラブルを起こしてしまったことはありますか

 実際に子どもがトラブルを起こしてしまうことは頻繁にあるのでしょうか。

 今回のアンケートでは、多くの人が「子供がトラブルを起こしたことがある」と回答していました。10人に9人は子供のトラブルを経験しているということになります。トラブルの内容としては「交通事故を起こしてしまった」「他人のものを壊してしまった」「意図せず他人を怪我させてしまった」という事例があげられました。

東京在住の田中茜さん(仮名)は、

「息子が小学校高学年の頃、教室で鬼ごっこをしていたら、(参加していない)お友達の足にわざと引っかけられ、派手に転んで骨折してしまいました。

相手はケガさせるつもりはなかったと思います。知り合いということもあり、すぐに謝罪の電話もあり…気にしないで!と伝えましたが…実は大きい子を病院に連れて行くのに、仕事を休んだり、移動のタクシー代など結構な出費がありました。

我が子だけでなく、友達同士やクラスメイト同士で起こる骨折案件は多かったと思います。たまたま、ケガをしたのが息子でしたが、我が子が逆の立場になることもあったでしょう」

他にも、お友達のものをついつい盗んだり、傷つけてしまったりする事例もあるようです。

 また、私が同僚から海外のお土産できれいな細工が施された『しおり』をいただました。それなりに高額なものでしたが、本好きの娘がほしがったのであげたところ、学校でお友達に盗まれてしまったみたいだ……という相談を受けたのです。

娘本人から、
『最初は大事なしおりをなくしてしまった、と思ってたら…○○ちゃんがなくしたものと全く同じ物を持ち歩いている……私のだ、と伝えたら名前まで書いていた』と打ち明けてくれました。

もちろん娘の話だけでは真偽はわかりません。また、学校で必ずしも必要なものではないものを持ちこんだ娘も悪い……とはいえ、目をつぶっていても解決にならないと思い、“相談”という形で担任の先生に報告しました。

すると、その晩、相手側の親御さんから電話がありました。その人が言うには『うちの主人もちょうど同じ場所に出張していてお土産で似たような物を購入してきたので、間違ったのだと思います!!』と号泣。

後日、その子の名前が書き込まれたしおり現品と、明らかにお土産ショップで買ったような似た品物を『おわびの品です……』と渡されて、“うじゃない……”そと、モヤモヤした経験があります」

 田中さんは、「これはほんの一例です。うちの子どもは高校生ですが、これまで大小トラブルは数知れず……。子育て中は、ほんとうに些細なトラブルから大きなトラブルまで意図せず起こります。また、色々な保護者がいます。対応を間違えると、自分だけでは手に負えないトラブルに発展する可能性も……」と指摘します。

◇◆◇

 子どものトラブル、まさか自分の子が関わるなんて……、と思う保護者も多いでしょう。

 調査を行った「BELTA」は、「子供が引き起こすトラブルは、近年インターネットやSNSの普及により多様化してきています。2022年の文部科学省の調査によると、いじめとして認知された件数の中で『パソコンや携帯電話等でひぼう・中傷や嫌なことをされた』という件数は2万3920件にのぼり、その件数は年々増えている」と、現代ならではのトラブルも指摘します。

 予期せぬトラブルが起こることもあるでしょう。その時は、保護者一人で抱えこまず、学校の先生や周囲、第三者に相談して対処したほうがよいのかもしれません。

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