“一億総フリーランス時代”「実際どうなん?」会社員の疑問に回答! スタートしやすい職種も
2024.3.3 岩井なな
“一億総フリーランス時代”が到来するとも言われている昨今。「フリーランスって具体的にどうやって生計を立てているの?」という疑問に答えるべく、リアルな実態を紹介します。
フリーランスってどうなん?
“一億総フリーランス時代”が到来するとも言われている昨今。フリーランスとして仕事をすることに憧れを抱いている人もいるのではないでしょうか?「フリーランスって具体的にどうやって生計を立てているの?」という疑問に答えるべく、フリーランスの生活のリアルを紹介します。
フリーランスってどんな働き方?
フリーランスとは、特定の企業や組織、団体に所属することなく、個人で仕事をしている人のことを指します。最近では、同業種の個人事業主が集まってチームを組んで仕事をしている場合でも、そのメンバーをフリーランスと呼ぶなど定義が曖昧になってきています。
フリーランスになるための試験などは特になく、会社や組織に所属せずに個人で行っている事業があるならば、フリーランスもしくは個人事業主と呼べるでしょう。フリーランスであるための要素は大きく2つあります。一つ目は、会社や組織に所属していないことです。二つ目は、プロとしてお金を稼げる何かしらのスキルを持っていることです。
フリーランスの働き方は、自分のスキルを磨き、自分で営業をかけ、自分で仕事を獲得してくる厳しい世界ともいえます。仕事で成果が残せない場合には、仕事が減ったり、他の人に仕事を取られたりしてしまう可能性があることも忘れてはいけません。
どんな職種が始めやすい? 人気の職種は…
フリーランスとして仕事を始めるときのポイントは、自分のストロングポイントを把握してそのスキルで価値提供を行うこと。まったく未経験の職種でフリーランスとして独立を目指すなら、スキルを磨く時間が必要になってきます。
始めやすい職種としては、初期投資のかからない、動画編集者、ライター業などが挙げられます。逆に、初期投資にまとまったお金が必要な飲食業やキッチンカー、在庫を用意する資金・在庫を抱えるリスクが伴うアパレル関連などは、フリーランスとして出発するには不向きかもしれません。きちんと用意する時間を設けたり、すでに副業で事業を行っていて改めて大きくしたりするなど、投資するリスクがない場合は別です。
最近フリーランスに人気の職種は、動画編集者です。YouTubeをはじめ、TikTokやInstagramなどの投稿での動画編集のニーズが個人・企業共に高まっていて、動画編集スキルは重宝されています。フリーランスとしてやっていくほどのスキルがまだ何もないという人は、動画編集を勉強してみるのもいいかもしれません。
業務委託として継続で仕事を受ける、単発の仕事に応募するなどで生計を立てているフリーランスは、個人から依頼された仕事をこなしたり、業務委託という形式で企業からの仕事を受けたりすることで生計を立てています。単発の仕事から継続の仕事までさまざまで、力量や契約、タイミング次第で毎月仕事の量が変化することはよくあります。安定した収入は期待できませんが、頑張れば頑張った分だけ仕事をさばけることから、収入アップの可能性が青天井ともいえるでしょう。
仕事の獲得方法にもいろんなスタイルがあり、企業や個人に直接提案する直接営業や、クラウドソーシングサイトに登録してプラットフォーム上に掲載されている募集に応募するなどが挙げられます。どんな方法で仕事を探すにしてもストロングポイントを明確にしておくこと、先方に提示できるポートフォリオや実績を持っておくことが大切。業務進行の面では、納品形態や納期などをあらかじめ決めておき、それを守るスケジュール管理能力も求められます。
【まとめ】
フリーランス初心者のうちは仕事を獲得することも大変ですが、クライアントとのコミュニケーションや価格設定などに苦労する人も少なくありません。全ての人にフリーランスの働き方が向いているわけではありませんが、自分の頑張りが直接稼ぎにつながるフリーランスはとてもやりがいのある働き方です。
アパレル業界出身のウェブライター&取材ライター。ファッション、美容、恋愛など女性の自信につながるテーマを取り扱うのが好きで得意。近年は、あか抜けファッションとツヤ肌メイクについて研究中。
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