「コストコ再販店」おトクがいっぱい…年会費不要、少なく買える、近所にある! 気を付けたいデメリットも
2024.2.28 渡邊倫子
コストコ再販店…3つのメリットと2つのデメリット
先に触れたようにコストコは盤石の人気を誇りますが、再販店も今“本家”に負けず劣らずの人気ぶりで、全国各地で店舗数を増やし続けています。ここからは、その人気の理由を詳しく解説していきます。
●小分けで買える
コストコは大容量がウリではあるものの、実際一人暮らしや少人数家族の場合、食べ切れずに無駄にしてしまう場合があります。友達とシェアをする、小分けにして冷凍保存するなどして対処できるとはいえ、友達と欲しいものが合わなかったり、冷凍保存するにも冷凍庫に収まりきらなかったりといった問題も。
その点、再販店は、商品を小分けにして販売していることが多く、食べきれる量だけを購入できます。それにより、食品を無駄にしないのでSDGsに貢献できる、家での保管場所に困らない、試してみたかった商品も気軽に挑戦しやすいなど、うれしい利点がいっぱいです。
再販店によっては、コストコでは1種類で販売しているマフィンを数種類詰め合わせて販売するなど、「こんなの欲しかった!」を形にした商品が見られるのも“ならでは”のメリットです。
●年会費が不要
コストコを利用するには年会費が必要です。「ゴールドスターメンバー」は4840円(税込み)、「エグゼクティブ・ゴールドスターメンバー」だと9900円(同)が毎年掛かります。年に1、2回程度しか行かない人にとってはとても高く感じてしまうかもしれません。その点、再販店は年会費不要で、誰でも店舗を利用できます。
●近くにコストコがない場合、気軽に行ける
郊外にあることが多いコストコは、行くのに時間や交通費が掛かります。また、都心に住んでいて車を持たない人にとっては、なかなか行く機会に恵まれないという難点があります。
一つ一つが大きくて大容量のコストコ商品は、購入した品数が少なくてもけっこうなボリュームになるので、買い物袋に入れて持ち運ぶのも重労働。そのため、電車と徒歩で行こうとする人は決して多くはないのではないでしょうか。
再販店なら、小分け商品を買えば、一般的なスーパーのように持ち歩くことができるので、自転車で行くことも可能です。
さて、ここまで魅力ばかりを並べましたが、もちろんデメリットもあります。
●価格が10~30%ほど高い
一番は、コストコの店舗で直接購入するよりも価格が10~30%高いという点です。
これは、業者がコストコへ行き商品を買い付けしているため、人件費や交通費、また家賃や小分けにして詰め替えるための容器代などの諸経費が掛かってしまうから。自分で行った場合の交通費や時間を考えれば、多少の割り増しも気にならないという人にとっては問題ないかもしれません。
●コストコで人気のある一部の商品のみを販売
再販店にはコストコにある全ての商品があるわけでは当然ありません。基本的に、パンやデリなどの人気商品が多く、家具や家電、医薬品などは取り扱いが少ない店舗が多いようです。
店舗によっては仕入れのために何度もコストコと店舗を往復する店もあります。何時にどんな商品が並ぶのか、各店舗のSNSを小まめにチェックしたり、来店したときに聞いておくのも良いかもしれません。
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