【パワハラ発生率】約6割も?「無視、叱責、悪口」想像より厳しい被害者の現状…3000人調査で判明
2024.2.26 LASISA編集部
パワハラの内容は「精神的な攻撃」が多い
「パワハラを経験した」、「パワハラを見た」のいずれか、もしくは両方が該当する対象者1794人を対象に、パワハラの内容を聞いたところ「暴言・侮辱・大声で怒鳴る」と回答した方が最多であり、「悪質な悪口・陰口」、「無視・仲間外れ」と続くことから、精神的な攻撃が多いことがわかります。
パワハラを受けてしまった回答者は、実際どのような行動にでたのでしょうか。
「パワハラを受けたときどう対処しましたか?」という質問に対して、576人の方は「何もしなかった」と回答しており、多くの方がパワハラに対して泣き寝入りをしている状況がわかりました。
また、対応した方の中で最も多い回答は「社内の先輩や同僚に相談した」、次に「家族や友人に相談した」となり身近な人に相談するケースが多いようです。
調査を行った「ベンナビ労働問題」は、「労働施策総合推進法の改正により、職場におけるパワハラ対策は企業の義務となったものの、調査結果から、泣き寝入りのケースも多く、パワハラの根絶は容易ではないことがわかった」と分析しています。
※1令和5年(2023)12月分 労働力調査|総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf
※2令和2年(2020)職場のパワーハラスメントに関する実態調査報告書|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000783140.pdf
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