LASISA

Search

アパレル店員さん「自爆営業」しているって本当? 売上ノルマ達成できず自腹で…

2024.2.18 ゆき

華やかなイメージのあるアパレル業界ですが、売上が十分でないときには自腹を切って商品を買う「自爆営業」をするとのうわさも聞かれます。実態はどうなのか、元店員が内情を告白します。

洋服店のイメージ洋服店のイメージ

 華やかなイメージのあるアパレル業界ですが、アパレル店員が「自爆営業」をしているなどの暗いうわさが聞かれることもしばしばです。元アパレル販売員が、業界の実態と社販制度の仕組みや割引率について解説します。

1.アパレル店には当然「売り上げ目標」がある

 アパレル店には売上目標があります。かつては個人の売上ノルマを設けている店もあったようですが、ここ10年ほどでかなり減った印象です。

 強いているなら、アパレル店の月予算をスタッフの人数で割ったものが、個人の売上ノルマのようなものと言えるでしょう。フルタイムで出勤しているスタッフは、その数字を意識して売り場に立っている人が多いです。

 アパレル店の中には、一定期間の個人売上額が算出され発表されるところもあります。

 ある百貨店では、数カ月に一度、フロアごとに個人売上が発表され、張り出されていました。表彰などは特にありませんが、たくさんの販売員に成績が知られて鼻が高くいられモチベーションにつながるため、個人売上を意識している人は多くいました。

 先輩の成績を後輩が抜かすことも珍しくなく、人間関係がギクシャクしてしまう原因になり得るケースもあります。

 お店である以上売上予算を意識するのは当然ですが、ノルマや個人売上はアパレル業界の人間関係が悪いイメージを作る要因になっていると言えるかもしれません。

 月予算を達成しなければ何かあるというわけではありませんが、接客販売という正解のない仕事でいつも試行錯誤しているため、唯一アパレル店員の仕事を数字で評価する売上額を意識するのは当然のことです。

次は……社販制度の割引率どのくらい?

ウェブライター ゆき

ファッション、美容、ライフスタイルなどに詳しい専業ウェブライター。別名義でもウェブ記事を多数執筆中。アパレル業界では、ベビー服からメンズ・レディース服、婦人服まで幅広く担当。店長やマーケティング部門の経験あり。

tags

この記事の関連タグ

recommend

こちらもおすすめ