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ファストフード店の店員さんは「客にあだ名」を付けるってホント? 元スタッフが体験を赤裸々告白!

2024.2.5 LASISA編集部

よく通うファストフード店の店員さんとは、気付けば顔見知りになっているもの。もしかして変なあだ名付けられてないよね? と不安になることありませんか?

40%以上が「月に1回以上」ファストフード店を利用

ファストフード店員が客にあだ名を付けるってホント?ファストフード店員が客にあだ名を付けるってホント?

 安くて早くておいしいファストフード店は、日常的に利用しているはずも多いはず。マイボイスコムが2023年10月に発表したインターネット調査によると、41.9%の人が月に1回以上ファストフード店を利用していると答えています。

 特に人気が高いチェーンは、「マクドナルド」が73.4%、「ケンタッキーフライドチキン」が44.2%、「ミスタードーナツ」「モスバーガー」が各30%台(複数回答可)。利用する動機として「気軽に立ち寄れる」「値段が手頃」「おいしい」などが上位に並びました。

 ところで、かなり頻繁にお店へ通うことで、店員に顔を覚えられているな、と感じた経験はあるでしょうか。レジでふと目が合ったとき「この人また来たな!」というニュアンスを相手の瞳の奥に感じ取り、何となく居心地悪くなったという人もいるかもしれません。

 高級店のように「接客担当者」が付くわけではないファストフード店。それでも人と人なので互いの記憶に残ることも。あまりによく見る客に対しては、店員たちがひそかに「あだ名」を付けていることもあります。

 かつて東京近郊の大手ファストフードチェーンで長年バイトをした30代の女性に、「客に付けたあだ名」と「あだ名を付けたくなる客の特徴」について聞きました。

あだ名1.あまりに理不尽な接客に耐えてくれたお客さまへ

 彼女が某ファストフード店で働いていたのは今から20年ほど前。高校時代から大学時代までの放課後をその店にささげました。

 当時はまだ今のようなDXシステムは導入されておらず、レジで受けた注文はレシートと同じ感熱紙に印刷されたものをレジ内のボードに張り付け、メニュー提供の済んだものからその紙を捨てていく仕組みで運営されていました。

 ある日曜日の昼、ファミリーたちの一斉来店で店内はてんやわんやに混み合い、2時間ほどレジが途切れずやっと一息ついたのは14時半頃。レジ係をしていたバイト2~3人で「今日はもう1日分働いたわ……」とねぎらい合っていたとき、「すみません。僕の注文まだ来てないんですけど」とレジカウンター脇から声を掛けてくる男性あり。

「12時過ぎ頃に『アロエシェイク』を頼んだのですが……」

 エッ!? と思ってレジの履歴をさかのぼると、たしかに12時過ぎにアロエシェイク一つをオーダーされた記録が。しかしアロエシェイクを作って彼のテーブルへ運んだ記憶のあるスタッフは一人もいませんでした。

「誠に申し訳ございません! 今すぐお持ちいたします!」

 平謝りし、アロエシェイクを届けると、「いえ、忙しかったみたいなので、大丈夫です」と信じられないような慈悲の返事が。

 その彼がよく店に来る受験中の高校生で、ちょっと人目を引く色白のイケメンだったことから、スタッフの間では敬意を込めて「アロエ2時間待ち」というあだ名が付きました。あだ名としては長いので、以降は「アロエ」と呼ばれるようになりました。

次は……そんなに水が欲しいのか!? 大量の「お冷や」を頼む客

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