アパレル店員に【売上ノルマ】ある? 人間関係ドロドロ、お局様が…“哀しき内情”元スタッフ告白
2024.1.21 ゆき
アパレル店員に売上ノルマはあるのか? 人間関係はどんな感じなのか? お局様の存在は? 知られざる内容を、かつての販売員が紹介します。
アナタが知らないアパレル店の世界
洋服などを販売するアパレルショップの店員さんは、私たち一般消費者が日常で接する中でも特におしゃれ度の高い人たち。接客に際して、どんなことを考えているのか、気になりませんか? また、普段は知ることのない内部事情も。アパレル店員に売上ノルマはあるのか? 店員同士の人間関係はどうなっているのか? かつてアパレル店員として働いていたライターが、その内情の一部を紹介します。
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アパレル店員と聞くと、華やかな世界をイメージするでしょうか。それとも、女性ばかりのドロドロとした人間関係を想像するでしょうか。
そうした内情は後に紹介するとして、まずは特に気になる人も多いであろう「毎月の売上ノルマはあるのか」「個人ノルマはあるのか」など、売上に関するものについて説明します。
売上ノルマはあるのか? 目標に足りない場合は?
筆者は5年ほど前まで某百貨店で販売員をしていました。当時は個人に課せられる目標はありませんでしたが、ブランドごとの月予算(売上目標)があり、同じブランドを担当する販売員全員でその目標を目指していくことになっていました。
個人ノルマはないものの、各販売員による売上、いわゆる「個人売(こじんうり)」は数か月に一度発表されます。当時、個人売上はフロアごとにランキング形式で張り出されるようになっていました。
表彰などがあるわけではありませんが、自分が個人売上ランキングの上位にいるとやはりうれしく、やりがいを感じられるものです。
一方で、後輩が先輩に売上で勝ってしまい気まずいという場面も間々ありました。個人売上で負けた側である先輩との関係が何となくギクシャクしてしまうので、入社から2年目くらいまでは、筆者としては個人売上が公表されるのは少しやりづらい制度だと感じていました。
月の売上予算を達成するためにしていたことの一つに、“お得意様”を店舗に呼ぶことが挙げられます。
百貨店の優待を受けているようなVIPなお客様に、当時は手書きのメッセージを記したハガキを送ることで来店を促していました。
筆者はトップス1着が1万円台の価格帯のブランドに在籍していましたが、一度の買い物で60万円以上、ときには100万円近くの金額を使う上客がおり、月の売上を何とか達成させられた、なんてこともありました。
【信じられる?】これがアパレル「人間関係」「お局様」の実態だ!(画像10枚)
ファッション、美容、ライフスタイルなどに詳しい専業ウェブライター。別名義でもウェブ記事を多数執筆中。アパレル業界では、ベビー服からメンズ・レディース服、婦人服まで幅広く担当。店長やマーケティング部門の経験あり。
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