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ウーバーイーツ配達員だった20代女子のホンネ「正直メンタルきつかった」 3カ月で“卒業”へ(・ω<)!

2024.1.16 LASISA編集部

新型コロナ禍でニーズが急拡大したフードデリバリー。それに伴い配達員の数も急増しましたが、あらためてその実態について経験者の話から考えます。

本当に稼げる? フードデリバリー配達の実態

 2020年春からの新型コロナウイルス禍でニーズが急拡大した、自宅や職場へ飲食物を届けるフードデリバリー。コロナが5類感染症に変更され外出などの自粛要請が解除された今も、街では多くの配達員の姿を見掛けます。短い時間から簡単に始められる副業として、幅広い世代の人が参入したフードデリバリーの配達員ですが、配達する先々にはさまざまなドラマが。そして必ずしもラクして稼げるとは限らず、中には早々に引退する人もいるようです。

 かつて「Uber Eats(ウーバーイーツ)」の配達員として東京都内を駆け巡ったある20代女性の場合、わずか3カ月ほどで“卒業”の道を選びました。「今振り返ると、正直メンタルきつかったですね…」と渋い表情を浮かべる彼女の体験とは――?

「自転車ハ譲ラナイ…」外国人男性とのバトル

フードデリバリーの配達員として働く女性のイメージ(画像を一部修正しています)フードデリバリーの配達員として働く女性のイメージ(画像を一部修正しています)

 現在、都内のIT系企業に勤めるA子さん。ウーバーイーツの仕事を始めたのはコロナ禍真っただ中の2020年9月です。コロナ禍で本業がフルリモートになり、仕事が終わった夜の時間を生かせないかと考えたのが配達員を始めるきっかけでした。

 動機は、お金を稼ぎたいというよりも「ダイエットのために運動したい」。コロナ禍でスポーツジムが軒並み休業となり、体を動かせる場を探していたのです。運動にもなってお小遣いほどの収入が得られるなら一石二鳥。真夏は熱中症が怖いので避け、秋の気配を感じ始める頃に満を持して配達員デビューしたのでした。

 当時、フードデリバリーの足は自転車が主流。A子さんは自前の自転車を買うのではなく、都内で無数に設置されている「シェアサイクル」サービスを活用しようと思い付きました。

 しかし考えることは皆同じ。デリバリーサービスの需給が活況を呈するとともに、街ナカのシェアサイクルもほとんど「貸し出し中」か電動アシストの「充電切れ」ばかりという争奪戦状態に。さらには思いがけないトラブルが待っていました。

 シェアサイクルは専用アプリから事前に自転車を予約する仕組みですが、ある日A子さんが予約済みの1台を取りに向かうとなぜか、まさにその自転車のサドルに腰掛けて動こうとしないインド人らしき男性の姿がありました。

「あの、この自転車は私が予約したものです。ほら、車体番号も合っています」

 スマートフォンの予約画面を見せながら説明を試みるA子さんですが、「イイエ。コノ自転車、私ガ先ダッタ。私ガ使イマスネ」と譲ろうとしない男性。

 しかしA子さんがアプリ予約している以上、その男性は自転車を作動させられないシステムのはず。その旨を何度話しても「チョット、何言ッテルカ分カラナイ」と返されてしまい……。根負けしたA子さん、「もういいです。譲ります」と折れ、自身の予約をキャンセルする羽目になりました。

 男性は、「配達、新人? ガンバッテ!」と笑顔でA子さんを励まし、さっそうと自転車に乗って去っていったといいます。

次は……タワマン敷地内で迷子に…「早ク」催促の連絡

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