我が家を“コタツがある家”に!約25年ぶりにやってきた堕落系アイテム「コタツ」…果たして何が変わったか?
2023.12.30 千秋
日本テレビ系の水曜ドラマ「コタツがない家」に影響されたわけではありませんが、25年ぶりくらいに自宅にコタツを導入してみました。意外なほどに生活パターンが変化したので、その変化を5つのポイントに分けてみなさんに紹介したいと思います。個人的にはコタツは予想以上に「あり」ですよ。
実家を出て以来!25年ぶりくらいにコタツを導入した理由
みなさん、冬の暖房はどうしていますか? 筆者の住む北海道ではかなりの割合でセントラルヒーティング。給湯器などと同じ、もしくはそれ以上のレベルのボイラーが各住宅にあり、冬季は24時間稼働させ、各部屋の暖房を稼働させるシステムになっています。
冬が長いこともありますが、設定温度はかなり高めで、真冬でも室内温度は20度以上という家庭が多いのではないでしょうか。そのため、セントラルヒーティングが活躍する本格的な冬ほど補助的な暖房は使わない環境です。
また、東京に住んでいるときは、コタツを導入という選択肢もあったのでしょうが、一度コタツに入ると出るのがイヤになる、そして動かなくなり、コタツの周りが汚れていくということもあり、実家を出てからいままで25年以上も自宅にコタツを導入したことはありませんでした。
しかし、先日、日本テレビ系水曜ドラマ「コタツがない家」の概要など読んでいて、逆に家族が自然と集まる、昔でいうなら囲炉裏的な場所として、コタツを導入してみたくなり、実際に暖房機能としてはさほど必要でもないコタツを導入してみました。その結果、家族の生活パターンに大きく5つの変化が現れたのでみなさんに報告します。
コタツ導入で家族に現れた5つの生活パターンの変化
筆者は、家族が自然に集まる囲炉裏的な場所としての効果も期待し、タンスのゲンの「120×80cm 3点セット コタツテーブル+掛け・敷布団(ダークブラウン)」を導入しました。掛け布団は手洗いOKで600Wのハロゲンヒーターはモーターファンで内部を素早く暖めてくれるという、なかなかのスグレモノです。また120×80cmと大型なので、筆者と妻、3歳の息子、さらには数人のお客さんまで入れる余裕があります。
このコタツを導入したことによる家族の生活パターンの大きな変化は以下の5つです。
1.食後などもコタツに家族みんな集まった状態が続く
2.コタツがあるので暖房の温度設定を2~3度程度落としても問題なし
3.パートナーとの普段の生活の中での物理的な距離感が近くなった
4.3歳の息子がコタツにずっといるので思う以上に汚れる
5.夕食後に晩酌をした筆者がかなり確率で寝落ちする
筆者の家の場合、セントラルヒーティングでリビング以外も暖かいので、夕食が終わると筆者は自分の仕事部屋へ、パートナーは寝室、息子はテレビが大きいリビングなどバラバラに過ごすことが多かったのですが、コタツを導入してから、なんとなく家族がコタツの周りでいっしょに過ごす時間が増えました。これは完全に期待どおりです。当然、会話なども増えるのでかなりうれしい効果といえます。
北海道に住む筆者の場合、セントラルヒーティングによる暖房がメインなので、コタツを使うことによる省エネ効果はさほど期待していませんでした。しかし、コタツに足先などを入れているだけ、暖かさはかなり違うので普段が23度程度にしている設定温度を20度程度まで落としてもさほど気にならないことも多く、部屋全体を暖めるよりも省エネ効果があるのではを期待しています。参考値ではありますが、暖房の設定温度を1度低くするだけで10%ほど節電効果があるそうなので、予想以上の省エネ効果が得られそうです。
結婚してから約10年。仲が悪いわけでもありませんが、長いこといっしょにいるとなんとなく距離感が広がり、それを改めてどうやって近づけたらよいか、わからない筆者たち。大きめの120×80cmというコタツを導入しましたが、それでも家族3人並んでテレビを見ていれば、物理的な距離が縮まるシーンも増えるわけです。これも意外に家族の距離が縮まるように感じました。
3歳の息子がいるので、コタツがあろうとなかろうと、何か食べたり、飲んだりすればまわりをしっかり汚してくれるのですが、コタツだと、さらに被害が大きくなるのは必然。今回導入したタンスのゲンの「120×80cm 3点セット コタツテーブル+掛け・敷布団(ダークブラウン)」は掛け布団が手洗いOKなので、その気になれば洗えるという点では気は楽です。しかし、この冬シーズンの水洗いした掛け布団が乾くのにはそれなりの時間が必要ですから、さほど頻繁に洗うこともできないので、この点はちょっと気になります。
飲んで寝落ちの問題はコタツでなくても、ソファであっても、床暖の上であっても発生するので仕方ない? 問題ではあるのですが、コタツの場合、気持ちがよくて、その発生率が格段に上がるのは問題といえます。とはいえ、コタツで日本酒や焼酎のお湯割といった楽しみは情緒もあり最高です。この点の善しあしは好みともいえるでしょう。
アウトドア・レジャーに興味を持ちつつも、本格的な登山をするほどではない「やわらかアウトドア」派。どちらかというとやや陰キャ。カメラ、コンピューター、デジタルガジェットも得意分野。ネットショップ、ホームセンターあるいは100円ショップでは「安くてお得な感じ」なモノはないかと考えるのが好き。
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