増える“睡眠サポート”商品…実力は? 2アイテムを正直レビュー、気の持ちようで多少は変化アリか
2023.12.9 LASISA編集部
近年いくつも目にするようになった睡眠のサポートをうたう商品。気にはなっていたものの使ったことがなかった編集部員Eが、実際に試してみることにしました。
昨年は「ヤクルト1000」が番付入り

「睡眠の質の向上」や「おやすみ環境をサポート」などとうたう商品が、2023年もさまざま発売されました。2022年、日経新聞社が毎年末発表している「日経MJヒット商品番付」でストレス緩和・睡眠の質向上をうたう「ヤクルト1000(Y1000)」が“西の大関”に選ばれるなど、こうした商品は近年ますます注目を集めています。
日常に手軽に取り入れられるものも数多くありますが、実際のところ“実力”はどうなのでしょうか。ドラッグストアなどで目にとまった商品を試してみることにしました。
ショーシューリキーー!!!から、おしゃれな寝室用

一つ目はエステーの「消臭力 Premium Aroma For Sleep 寝室用」です。「香りが導く、わたしの夢時間。」というキャッチコピーを掲げています。
消臭力といえば「ショーシューリキーー!!!」という力強いサウンドロゴが流れるちょっとコミカルなテレビCMの商品というイメージがありましたが、本品は夜空をデザインしたおしゃれなパッケージ。深い夜を思わせる濃紺色の「ドリーミングラベンダー」と、夕暮れ時の柔らかな色合いを思わせる「トワイライトローズ」の2種類展開です。
今回はデザインのかわいらしさもあってトワイライトローズを選びました。商品紹介のサイトページを見ると「心地良い眠りを支えるDreamScentz(TM)採用」とあります。その下に「DreamScentzとは、睡眠に関する研究から生まれたGivaudan社の技術です」との表記も。このGivaudan(ジボダン)社とは、検索するとスイスに本社のある世界的な香料メーカーとのこと。
外装をはがして香りをかいでみました。甘いだけでなくキリッとした上品さのあるローズの香りです。強過ぎないわずかな漂い方をするので、初めは気づかないくらい。時間がたつと徐々に部屋に香りが広がっていった印象です。
言わずもがな、医薬品ではないので、香りをかぐことで眠気が……というものでは当然ありません。ただ上品な香りに包まれて、何だか気持ちがリッチになって、リラックス効果はあるかもしれないと思いました。
その夜は電気を消した後もしばらくスマホでSNSを徘徊(はいかい)していましたが、そのうち眠りに落ちていました。
ちなみに翌朝目覚めたときには、そこそこ強めの香りが部屋に充満していると感じました。香りもののアイテムを普段使わない身としては、少し違和感がありました。
香りものに慣れていない人は、同じシリーズのミストタイプを選んで自分に合った適量を調節するのが良いかもしれません。
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