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「スマホ顔」って何? 顔がたるむ、口角が下がる、首の横シワが…「現代人は要注意」整形外科医が警鐘

2023.12.13 LASISA編集部

最近、耳にするようになった「スマホ顔」というワード。スマートフォンやパソコンをのぞき込む姿勢を取り続け、顔が少しずつたるんでしまう現象を指すといいます。年齢に問わず、現代人は要注意です!

「スマホ顔」って何? 顔がたるむ、口角が下がる、首の横シワが…整形外科医が警鐘「スマホ顔」って何? 顔がたるむ、口角が下がる、首の横シワが…整形外科医が警鐘

 「スマホ顔」というワードを聞くようになりました。顔全体がたるんできた、口角が下がってきた、首の横シワが目立つようになった……といった“症状”があるようですが、原因はどのようなものが考えられるのでしょうか。医療法人社団円徳の理事長で、整形外科医師の北城雅照さんに聞きました。

加齢と同じ現象がスマホ使用でも起こる?

Q.まず「スマホ顔」と呼ばれる顔の特徴について、詳しく教えてください。

北城さん「『スマホ顔』とは、現代人に多く見られる、頬のたるみ・ほうれい線の強調・口角の下がり、そして、首の横シワを特徴とした顔貌を総称したものです。

 加齢性の変化でもこのような顔貌の変化が見られますが、その原因は大きく二つに分けられます。

(1)皮膚の下にある軟部組織の中の線維が傷つき、組織自体が緩みやすくなってしまう
(2)表情筋の筋力低下により、表情筋が緩む

 頭を下げてスマートフォンをのぞき込む姿勢は、このどちらにも悪影響を及びします。

 つまり、スマートフォンをのぞき込む姿勢を長時間続けることで、皮膚の下の軟部組織が重力により引っ張られ、組織内の繊維の損傷が起こると、顔の皮膚の垂れ下がってしまいます。

 そして、長時間画像を見ていると会話をすることもなく、いわゆる無表情で画面をのぞき込んでしまい、表情筋の筋力低下にもつながってしまうのです」

Q.「スマホ顔」はどの年代・性別の人にも起こりうるのでしょうか。

北城さん「20代や30代前半の人は本来、顔の皮膚のたるみはそれほど気にならない年代です。しかし、現代ではその世代のスマートフォン使用が時間も長く、この世代で急に顔が老け込んでしまう人が増えている印象です」

次は…すぐできる対処法やケアはあるのか?

医療法人社団円徳 足立慶友整形外科 理事長 北城雅照(きたしろ・まさてる)

医療法人社団円徳理事長。東京の足立区に年間延べ10万人以上が受診する整形外科「足立慶友整形外科」を運営。正しい医療情報を患者さんにお届けするために、テレビ・ラジオ・SNSなどで医療情報を発信している。

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