常温で何分以内に食べきるべき? “自作”サラダチキンの安心ルール
2023.11.18 千秋
サラダチキンは手軽に食べられるし、調理材料としても便利ですよね。よく購入するのですが「好みの味に作りたいな」と思うことも……。そこで低温調理器で作ってみたのですが、安全に食べるために守るべきルールがありました。
サラダチキンを自分で作りたい

コンビニエンスストアやスーパーマーケットで手軽に入手でき、そのままでも食べることができて、価格的にも比較的ふところに優しく、低カロリーで低糖質、けれども高たんぱくなのがサラダチキン。いいことづくめな感じです。
鶏むね肉が好きな筆者は店頭でしばしば手に取ります。調理に使うのも便利です。
プレーン、スモーク風味、ハーブ風味などのいろいろな味の製品があります。どこのメーカーのどの味のものを食べてもおいしく思えます。だから、既製品に不満があるわけではありません。真空包装されている既製品はむしろ、保存しやすいという利点もあるはず。
それでも、筆者は手に取るたびに思っていました。ときには自分で好みの味に作ってみたいなあ……とも。
「鶏むね肉に味を染み込ませて低温調理すればいい」とわかっているのですが、自分で低温調理がきちんとできるのか心配していたのです。
「低温調理」とは下味をつけた食材を沸騰させないお湯で湯せんして調理する方法。食材に味が染み込みやわらかく仕上がるそうです。
どのくらいの温度でどれだけ時間をかけて湯せんするかという定義はありませんが、厚生労働省「大量調理施設衛生管理マニュアル」、同省「食肉の加熱条件に関するQ&A」によると食肉による食中毒防止のための加熱条件として、中心部を75℃で1分間以上加熱することが必要とあります。
低温調理器ならば驚くほど簡単に作れるってほんと?

そう思っていて目にしたのが、アピックスインターナショナル「Slow Meister (スローマイスター)ALC-750 低温調理器」(直販価格税込み1万2980円)でした。見た目は小ぶりな炊飯器のような道具です。
「ローストビーフ」「サラダチキン」用のモードがあらかじめ用意されています。そして、食材を耐熱性の食品用ポリ袋に入れてセットしてから水を注ぎ、タッチパネルで設定をするだけといいます。
つまり、火の前にずっと立って見ていなくても調理できるということ。同時にほかの家事や調理もできてよさそう。
低温調理機の使い方と注意点は?
注意点を含めて実際の調理方法を説明します。
スローマイスターでは調理の目安が200グラムです。プリセットの「サラダチキン」モードだと65℃で80分間調理します。それよりも大きい材料の場合は、加熱しやすくするためにも切ってサイズを調節するか、温度と数値を自分で入力して調整します。
まずは基本的な塩味のものを作ってみました。味付けはお好みにあわせて調整してください。
【材料】
鶏むね肉(皮なし):1枚(200グラム)
酒:大さじ1
砂糖:小さじ1
塩:小さじ1/3
【作り方】
1.鶏むね肉を広げてフォークなどで穴を全体に開ける
2.袋に鶏むね肉と酒、調味料を入れてよく混ぜる
3.袋ごと冷蔵庫に2時間くらい入れて味を染み込ませる
4.袋ごとスローマイスターに入れてセットする
5.スローマイスターに水を入れて蓋を閉じる
6.タッチパネルで調理時間を入力する
7.取り出して盛り付ける
時間はそれなりにかかりますけれど、簡単ですよね。筆者が行ったのは、はっきりいって「食材をスローマイスターに入れてタッチパネルを押しただけ」なのでは。それでいて、できあがったサラダチキンには味もきちんと染み込んでいます。
アウトドア・レジャーに興味を持ちつつも、本格的な登山をするほどではない「やわらかアウトドア」派。どちらかというとやや陰キャ。カメラ、コンピューター、デジタルガジェットも得意分野。ネットショップ、ホームセンターあるいは100円ショップでは「安くてお得な感じ」なモノはないかと考えるのが好き。
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