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FIREを目指すなら最低金額は? 3タイプ別・資産運用のシミュレーション、リスク管理に備えよう

2023.12.19 LASISA編集部

「FIRE」とは、最低金額いくらからスタートできるのか、自分の生活スタイルに合わせた資産運用の方法やリスク管理など、3タイプ別に紹介していきます。

FIREを目指すために必要な“最低金額”は?

FIREを目指すために必要な“最低金額FIREを目指すために必要な“最低金額

 FIRE(Financial Independence, Retire Early)は、財政的な独立を達成し、早期にリタイアを迎えることを目指すライフスタイルの選択肢です。多くの人々がFIREを目指し、財政的自由を手に入れるために努力しています。しかし、FIREを実現するには個人の目標やライフスタイルに大きく依存します。

 FIREを実現するためには、貯金、投資、支出削減といった基本的な要素が必要です。まず、1:貯金を通じて資産を積み立て、2:資産を投資して成長させます。さらに、支出を削減しながら生活費を抑え、3:貯金に回せるお金を増やします。この3つの要素がバランスよく組み合わさることで、FIREを実現する道が開けます。

 ここで重要なのは、収入ではなく「生活費」と「貯蓄率」です。一般的には、25年分の生活費を手元に用意できればFIRE可能と言われています。つまり、収入が低くても、生活費を低くキープすることでFIREの実現が近づくことになります。また、貯蓄率(収入のうちどれくらいを貯蓄に回せるか)も重要です。

タイプ別・FIRE目標

 FIREを目指す人々にはさまざまなタイプがあります。それぞれのタイプに応じて、必要な資産額や戦略が異なります。具体的には、以下のようなタイプが考えられます。

 早期リタイア志向者:できるだけ早くリタイアを迎えたいと考えています。彼らには、高い貯金率と積極的な投資戦略が必要です。具体的な資産目標を設定し、それを達成するための計画を立てることが重要です。

 セミリタイア志向者:セミリタイア(サイドFIRE)志向者は、完全なリタイアよりもセミリタイアを好む傾向があります。彼らはサイド・インカムを活用し、一部の仕事やビジネスを続けながら財政的自由を楽しむことを目指します。安定したサイド・インカムの確保が重要です。

 ライフスタイル志向者:FIREを通じてライフスタイルを向上させることを重視します。彼らはフルタイムの仕事を続けながらも、貯金や投資を通じて贅沢な生活を実現しようとします。支出削減と資産の適切な運用がカギです。

資産目標のシミュレーション

 FIREを目指す際には、具体的な資産目標を設定することが重要です。これには、貯金目標、投資目標、支出削減目標が含まれます。貯金目標は、定期的に貯金を積み立てていくことで達成できます。投資目標は、適切なポートフォリオを構築して資産成長のシミュレーションを具体化しましょう。支出削減目標は、無駄な支出を削減し、貯金に回すための計画を立てます。

FIREのリスク

 FIREを目指す際には、様々なリスクが存在します。インフレや投資リスク、健康リスクなどが挙げられます。これらのリスクに対処するために、適切なリスク管理戦略を立てることが必要です。例えば、インフレに対抗するために投資を通じて資産を増やすことや、健康保険を適切に確保することが挙げられます。

【まとめ】
 FIREを目指す際には、個人の目標やライフスタイルに合わせた計画を立て、リスクを管理することが成功の鍵です。FIREを実現するための具体的なステップを踏み、経済的自由を手に入れましょう。

 下沢 岳

兵庫県出身。東京大学法学部卒業。大手金融機関に勤務しつつ、平成29年にファイナンシャル・プランニング技能士(FP)を取得。証券アナリストも保有していることから、主に投資アドバイスの分野で活動しており、顧客の投資目標やリスク許容度に合わせた最適なアドバイスを提供。ファイナンシャル・プランニングの分野での最新のトレンドや法律の変更に敏感であり、常に最新の情報を取り入れることで顧客に価値あるアドバイスを提供している。

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