《推し活・三種の神器》うちわ、ペンライト…もう一つは?「ケチるべからず」推し活歴20年の猛者が驚嘆したアイテムとは?
2024.5.1 千秋
推し活三種の神器のひとつといわれる双眼鏡。売れ筋のほとんどは1万円以下のエントリークラス。しかし、これを中級にレベルアップするとどうなるか?推し活歴20年以上の猛者である知人と検証してみたところちょっと驚くべき事実が浮上してきました。
推し活で双眼鏡のスペックは必要か

カメラにレンズ、キャンプ、アウトドア用品などのさまざまな製品をレビューしている筆者。先日、双眼鏡メーカーさんに「双眼鏡の画質レビューなどをしないのですか?」と聞かれ、逆に「そんなに違うのですか?」とお聞きしたところ「驚くほど違うのですが、試してみるのがいちばん」と実機を貸してくれたのです。
そんな経緯で、もっとも売れ筋の価格帯であるエントリークラスで1万円以下のケンコー「Classi-air 8X21DH」(実勢価格6000円前後)と2万円を超える中級機のケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」(実勢価格2万6000円前後)が到着。実は、この2機種は「家電批評8月号」の「ライブ鑑賞向け双眼鏡No.1決定戦!!」という記事でエントリークラスのおすすめ2位とミドルクラスのおすすめ1位輝いたどちらも実力派です。
実際に2つの双眼鏡をのぞいてみると、その画質の差は歴然。こんなにも違うのだと驚いたのはもちろん、この驚きを誰かと共有したく「SMILE-UP.」(旧ジャニーズ事務所)の推し活歴が四半世紀を超える知人を呼び出し、エントリークラスのケンコー「Classi-air 8X21DH」とケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」の違い体感してもらいました。
いままで双眼鏡を使うと目が疲れると思っていた……
知人の「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」(旧ジャニーズ事務所)の推し活歴は、現役高校生のときからはじまりも四半世紀を超えたという猛者。いまでも娘といっしょにツアーに参加するという知人。彼女には双眼鏡を使わない理由があるそうです。
「うちわ、ペンライトに続いて、確かに双眼鏡を三種の神器というのは知っているけど、思ったよりも使わない。なんか双眼鏡を使うと目が疲れる気がするのよ……」
そこで、どんな双眼鏡を使っていたかを聞くと、自分で用意したというものはかなり小型で数千円程度のいわゆるエントリー機。ほかの友人の双眼鏡も使ってみたことがあるけど、折りたたみ式で1000円程度で購入できるオペラグラスはあまり大きく見えないし、すごく目が疲れる気がして、あまり使わなくなった経緯があるそうです。
エントリーと中級機、双眼鏡の画質の違いに驚く

そんな彼女に、試しにまずエントリー機のケンコー「Classi-air 8X21DH」を使ってもらうと「友達が持っていた、ちょっといいやつもこんな感じだったのですが、結構よく見えるけど、のぞいているうちに疲れちゃうのよね。小さいからのぞきづらい感じもして……」
コンパクトな「Classi-air 8X21DH」は、これまでに経験した双眼鏡とあまり変わらない印象で、あまり好評とは言えませんでした。
そこで中級機であるケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」を試してみてもらったところ「いままで使ったことのある双眼鏡に比べるとちょっと大きいけど、圧倒的にのぞきやすくて見やすい。そして、なんかDVDからBlu-rayに変わったみたいにすっきりシャープに見える」とのこと。
筆者も驚いたのは、このなんか見づらい、そして肉眼よりも画質が落ちる気がするのと、そのせいか目が疲れるような気がするという点でした。どうもこれら筆者たち、個人個人の気のせいではなく、双眼鏡の光学性能に起因するものだったようです。
ちょっと大型の中級機に変えるだけで「無意識に双眼鏡はなんか嫌!」を思っていたストレスが劇的に軽減される結果となりました。
アウトドア・レジャーに興味を持ちつつも、本格的な登山をするほどではない「やわらかアウトドア」派。どちらかというとやや陰キャ。カメラ、コンピューター、デジタルガジェットも得意分野。ネットショップ、ホームセンターあるいは100円ショップでは「安くてお得な感じ」なモノはないかと考えるのが好き。
recommend
こちらもおすすめ