昭和への憧れが生んだ雑貨「ニューレトロ」消費者を魅了するワケ 女子高生ウケする“ぎょうざ”グッズ
2023.10.30 LASISA編集部
一度見たら忘れないインパクトを放つ文具・雑貨ブランド「ニューレトロ」。ノスタルジックな昭和の情緒が漂うモノづくりに込めた思いや、人気のアイテムについて、デザイナーに聞いてみました!
昭和への憧れが生んだ「ニューレトロ」
ノスタルジックな昭和の情緒が漂う文具・雑貨ブランド「ニューレトロ」が、最近幅広い層から人気を得ています。一度見たら忘れないインパクトを放つ個性的なモノづくりに込めた思いや、人気のアイテムについて、「ニューレトロ」デザイナー・島田瑛子さんに伺いました。
「ニューレトロ」の巾着袋
ニューレトロの中で販売数が一番多い商品について島田さんは、昭和のアイテムへの憧れから商品化された巾着袋と教えてくれました。
「小学生の頃に使った給食袋や運動着袋をミニチュアにした雰囲気が面白そうと思い、デザインに反映させています」(島田さん、以下同)
シリーズ累計40万枚以上を売り上げ、消費者から支持を得た理由については、女性特有の感覚を意識したそう。袋モノ、ポーチ、かわいい紙袋などを、アイテムごとに小分けしたり、ざっくりまとめたり、持ち歩きたいという、感覚をくみ取り商品に落とし込んだことが、反響につながった理由と明かします。
雑貨作りのモチベーション
商品を面白がってくれたり、喜んでくださったりする声を聞くと、大変うれしく感じると話す島田さん。年に数回行われる文具イベントで、消費者のリアルな声を聞くことも、モノづくりのモチベーションにつながっている様子。
具体的なエピソードについては、
「実直そうなサラリーマンの方が“とんかつ”のキーホルダーを持っていたり、今時の女子高生が“ぎょうざ”アイテムを集めてくださっていたりすると、そのギャップに静かに萌えています」
そんな島田さんが、「ニューレトロ」といえば、おさえてほしい雑貨として挙げたのは、ハトやハトブエをモチーフにした雑貨。ブランド誕生時に消費者から好感触だったようで、今もなお、プッシュしているアイテムと話してくれました。
鳥のイラストについては、
「なんか鳥っていいよね! くらいのノリではありますが、気づけばいつも周りを飛んでいて、いればふと見てしまうようなそんな距離感のモノづくりをしていきたいと思っています」ということでした。
日常のふとしたワンシーンをデザインにさりげなく落とし込んだ「ニューレトロ」は、素朴さこそが最大の魅力なのかもしれません。消費者の生活に程よい距離感で溶け込んで、温かい気持ちにさせてくれるアイテムは今後もさらにファンが増えていきそうですね。
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