自撮り好きのための“最強スマホ”誕生 Galaxy最新折りたたみタイプ「Z Flip5」を詳細レビュー
2023.9.28 LASISA編集部
何のための「最強自撮り」か? 同社の狙いは

自撮りにここまでこだわった新機種。開発したサムスンの狙いはどこにあるのでしょうか。ヒントは、PRイベントを下北沢で行ったことにも隠されていました。
ICT市場調査コンサルティングのMM総研が5月に発表したまとめによると、国内携帯電話端末のメーカー別総出荷台数シェア1位はアップル(iPhone)で、12年連続のトップ。その数は1503.8万台に上り、スマートフォン出荷台数(2985.1万台)の実に50.4%を占めます。
また別の調査によると、7月に10~60代の各100人(計600人)を対象に行われたアンケートでは、10代の62%、20代の73%がiPhoneユーザーという結果に(調査機関・クラウドワークス)。20代に至っては約4人に3人がiPhoneを使っているという驚異的な数字が明らかになっています。
こうした一強情勢にどう切り込み、いかにGalaxyユーザーを拡大していくかがサムスンにとっての大命題。サムスン電子ジャパンの担当者は、次のように“戦略”の一端を明かします。
「2020年以降、人気K-POPアーティスト『BTS』を起用したことで日本でも30〜40代にはリーチできており、徐々に若い世代にも認知が広がってきました。目下の課題は10〜20代にどうアプローチするかです。そのためにもZ Flip5の自撮り機能をアピールして、スマートフォンの新しい使い方・魅力をお伝えしています」
本体価格も、iPhoneの標準モデルと同価格帯になっています。
今回のPRイベント開催地に下北沢を選んだのも、若者カルチャーの最先端を行く人が集まる街とのイメージが強いためと言い、
「『人とかぶらない自分だけのスマホを持ちたい』といった感度を持つ人にとって、Galaxyの折りたたみスマホは親和性が高いはずと考えました。自撮りをする機会の多い世代に向けて『まずは1回試してみませんか?』と伝えていきたい。試していただければ、使い心地の良さはきっと伝わると思っています。今後も、若年層をメインターゲットにしたPR企画を順次展開していく予定です」(同担当者)。
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