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えっ、学校じゃなくて会社なの!? 人気玩具メーカーの社長が、会社に「教室」や「職員室」を造ったワケ

2023.10.18 LASISA編集部

カプセルトイ業界で個性的な作品を生み出し続ける「キタンクラブ」のオフィスにお邪魔してきました。学校モチーフのオフィスに込めた思いとは?

オフィスが学校!? 一体何の会社なの?

カプセルトイの会社「キタンクラブ」校舎をイメージしたオフィスカプセルトイの会社「キタンクラブ」校舎をイメージしたオフィス

 大人もハートをつかまれる「カプセルトイ」ブームの真っただ中、カプセルトイ業界で個性的な作品を生み出し続ける「キタンクラブ」をご存じですか? 

「キタンクラブ」は、玩具の企画・デザインから製造・販売までを行うカプセルトイメーカー。どこにもないアイデアとクオリティーをモットーにしており、カプセルトイ業界に旋風を巻き起こした「コップのフチ子」を誕生させた会社でもあります。

 そんな「キタンクラブ」のオフィスには、教室があり廊下があり職員室があり! さながら学校の校舎のよう。教育関係の企業ではないのに、どうしてこのような内装に? オフィスに込めた思いを「キタンクラブ」代表取締役・古屋大貴さんが明かします。

 キタンクラブの社内へ進んでいくと「……えっ、ここは学校?」。オフィスということを忘れるくらい作り込まれた校舎風のインテリアに、開いた口が塞がらないくらいインパクトを覚えました。

 小学校や中学校時代を思い起こさせるような、木張りの真っすぐな長い廊下、腰高の大きな窓、「3-A」「3-B」という札の提げられた“教室”(会議室として使うそう)、極めつけは、スタッフたちのデスクが並ぶ“職員室”も。隅から隅まで、驚きの再現度です。

 学校をモチーフにした理由について古屋さんは、「単純に学校の校舎の雰囲気が好きなんです、長い廊下とか! 会社なのに学校という“ズレ”が面白いなと思っています。教室で打ち合わせとかいいなと思っていて、イメージをそのまま形にしています」。

 続けて、「子どもが好きなこともあり、18歳から38歳まで20年間、子どもたちにサッカーを教えていました。前世が先生だったのかもしれないですね(笑)」

遊び心満載のオフィス

「キタンクラブ」エントランスに設置されたインターホン「キタンクラブ」エントランスに設置されたインターホン

 オフィス内だけでなく、エントランスもツッコミどころが満載! インターホンもかなりクセが強いですよ、とスタッフに促され、実際に押してみると……チャラララララ~ン、チャララララ~ン♪ 「ファミリーマート」の入店音で、おなじみのあのメロディーが鳴り響きました。

「キタンクラブ」の個性豊かなカプセルトイが生まれる原点とも言えるオフィス。オフィスなのに校舎風という無二のデザインを取り入れようと決めた古屋さんをはじめ、そこに携わる人自体が“遊び心”を忘れていないということがモノ作りに大きく反映されているのかもしれません。

 世のトレンドが目まぐるしく移りゆく中、カプセルトイを通じて大人たちの“遊び心”をくすぐる「キタンクラブ」。次はどのような斬新な商品が誕生するのでしょうか。

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