超難問はネットで物議も サイゼリヤ「間違い探し」10個の“間違い”は誰がどう決めているのか?
2023.9.20 LASISA編集部
あまりにも高難度 間違い箇所を決めるのは誰?
山崎さんがサイゼリヤの間違い探しを担当するようになったのは2018年4月版から。おなじみの色使いとあの特徴的なタッチのキャラたちが、サイゼリヤのメニューとともに描かれています。
山崎さんは間違い探し制作を専門にしているイラストレーターかと思いきや、実はサイゼリヤでの仕事が初めてだったのだそう。
「サイゼリヤの間違い探しは年に4回新作が出ます。毎回、サイゼさん側から絵のテーマとだいたいの構図を指定した依頼が来るので、そこからまず白黒のラフを描き、色付けの清書を描き、間違いの箇所をチョイスしていく……という流れで作業をしています」(山崎さん)
一つの作品を仕上げるのには何往復もやり取りを重ねるので、足かけ3週間は掛かるのだとか。肝心の“間違い”は、どのようにして決めているのでしょうか?
「実はサイゼさん側が決めているんです。最初に間違いを18カ所指定されるので、それを盛り込んだラフを描きます。清書の段階で、間違いの配置や難易度などのバランスを見ながらサイゼさん側が10カ所に絞る、というのが大まかな仕事の流れですね」
間違いが難し過ぎるとSNSなどで話題になっている件については、山崎さんの耳にも届いているようで、
「ときどき僕の所にクレームが入ることもあるんですが……、決めているのは僕じゃなくてサイゼさんなんですよー! と思っています(笑)」。
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