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電気代わりにペンライト、自宅で“ソロキャン気分”…節約してるのに楽しそう? 若者世代「リア活 兼 節約」生活の実態

2023.7.22 まっきー

節約は苦しくつらいもの……? いえいえ今どきは、楽しく“リア活”しながら節約している若者も少なくないみたいです。そんな、ちょっとうらやましい彼らの節約術を紹介します。

趣味を生かして楽しく節約!

楽しく節約するコツとは? 若者たちの実践を紹介楽しく節約するコツとは? 若者たちの実践を紹介

 年々上がり続ける社会保障費。なかなか上がらないお給料――。そして物価も電気代もどんどん上がっていく日々に、「何とか節約しないと」と焦っている人も多いのではないでしょうか。しかし同時に、節約ばかりの日々はつまらなそう、息苦しくなるので本当はやりたくない、楽しく節約する方法が知りたい、と考えている人も少なくないはずです。

 この記事では、自分の趣味を生かして楽しく節約に励んでいる筆者の友人たちのエピソードを紹介します。一つでも取り入れられそうなことがあれば、ぜひまねしてみてください。

電気を消して「推しのペンライト」を明かり代わりに

 友人Aはある男性アイドルグループの大ファン。コンサートツアーの時期には夜行バスであちこち出掛けています。そんな彼女は「電気の代わりにペンライトの明かりで過ごして電気代を節約!」しているとのこと。休日の夜は部屋の電気を消し、代わりに家にある推しのペンライトを全部つけるのだそうです。

 しょせんはペンライトなので、10個つけても部屋の電気には到底かないません。けれど暗い部屋にペンライトをつけ、推しが歌う曲や動画を流していると、まるでこれからコンサートが始まるようでテンションが上がるのだそうです。

 ペンライトはコンサートツアーのたびに新しいものが発売されるので、気付けばけっこうな数に。しかも電池が予想以上に長持ちで、たくさん使ってもなくならないのだとか。ペンライトといえばコンサートの時にだけ使うものだと思い込んでいましたが、日常生活にも使えるのですね。

「電気代の節約にもなるし、気分も上がるし、グッズの有効活用にもなって、良いことずくめ!」と友人Aはうれしそうに話してくれました。

調理はカセットコンロで キャンプグッズで自宅ソロキャン

飯ごうで作って食べるインスタントラーメンは最高!飯ごうで作って食べるインスタントラーメンは最高!

 友人Bの最近の趣味はソロキャンプ。普段は接客業で毎日たくさんのお客と会話していますが、休日には一人でキャンプ場に出掛け、静かにのんびり過ごすのが好きなのだそう。梅雨の時期などなかなかキャンプに行けないときは、自宅でソロキャン気分を味わっていると言います。

 ご飯はカセットコンロと、「メスティン」と呼ばれるアルミ製の飯ごうを使って作ります。家で普通に食べるとちょっと質素なインスタント袋麺でも、キャンプ専用のグッズで調理して、アウトドア用の折り畳みテーブルに並べ、同じくアウトドア用の食器で食べると、なぜかおいしく感じてしまうというから不思議です。

 部屋の電気の代わりにランタンをつけ、布団の代わりに寝袋を使えば、キャンプ場さながらの雰囲気に。カセットコンロやランタンの使用で電気代を節約でき、気分的にもリフレッシュできるので、一石二鳥のようです。

 コロナ禍では自宅の庭やベランダにテントを張ってキャンプ気分を味わう、という人々の話をテレビで見掛けましたが、キャンプ好きな人は自宅でもしっかりアウトドアを楽しむ術を持っているのだと、友人Bの話を聞いて感じました。

流しそうめん&自家製かき氷で夏祭り気分! うちわと浴衣があればなお良し

 友人Cは大のパーティー好き。夏になるとビアガーデンやバーベキュー(BBQ)に行きたくてウズウズするそう。でも毎週のように出掛けて遊んでいてはお金が持たない……ということで、最近は“自宅夏祭り”を開催して楽しんでいるそうです。

 招く友人たちには、できれば浴衣や甚平を着て来てもらいます。部屋には風鈴を吊るし、風鈴がない場合はスマートフォンでBGMとして流し、せっかくなのでうちわも準備。家庭用の流しそうめん機やフワフワかき氷が作れるかき氷機を購入し、おのおのセルフで作って食べてもらうシステムです。格安量販店で買ってきた焼きそばをホットプレートで作り、乾杯はあえての「コロナビール」を選べば、まさにお祭り気分!

 流しそうめん機もかき氷機も今は安価なものが売られていますし、皆で割り勘して買えばコスパ良く、何より何度でも使えます。

 夏気分を存分に味わいつつ、お財布にも優しいパーティーの出来上がり。お金を使わなくても“リア活”はできる! ということの典型例に感じます。夏以外の季節にも、テーマ性のあるホームパーティーを開催することで、節約しながらも楽しい時間を過ごせているそうです。

楽しさを生み出すコツは「非日常を作ること」

 友人A、B、C3人に共通しているのは、「いかに日常の中に非日常を作るか」という点をうまく押さえているところ。推し活にキャンプ、夏祭りと、なかなか自宅ではできないようなことを、上手にアレンジして日常に取り込んでいるのが「楽しそう」につながっているようです。リア活と節約は、意外と両立できるものですね。

 まっきー

一児の母。フリーでライターやYouTube動画編集をしています。料理が好きですが、腕前はイマイチ。おしゃれフードや占いが好きで、娘が寝た後にのんびりと女子向けサイトを見て情報収集するのが最近の楽しみです。

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