【大人女子のための最新フェムテック】Vol.8 “温活”基礎知識&女性にうれしいメリット、食事で実践する“冷え”撃退法など
2023.3.24 渡辺恵理
知っているとためになる“フェムテック”に関する特集の第8弾は”温活”の基礎知識を紹介。アナタの冷え度チェックから、“温活”のメリット、食事で改善できる冷えの撃退法まで。
”温活”は女性にうれしいメリットだらけ
暖かくなったとはいえ、朝と夜は寒暖差がきびしい季節。そんな時こそ日々の生活に“温活”を取り入れるのがお勧め!
“温活”は、生理痛やPMSの緩和、肌の状態も改善してくれるなど、女性にうれしい効果が目白押しなんです。今回は知っておきたい基礎知識から、すぐに実践できる“冷え”撃退法まで紹介していきます。
アナタの冷え性をチェック!
・手足が冷たいのに顔がほてる
・肌がカサつく
・手足がむくみやすい
・便秘や下痢になりやすい
・下半身太りが気になる
・生理痛が重い
・おなかを触ると冷たい
・体温が36.5℃以下
当てはまるものが多いほど体が冷えている可能性が大! 5つ以上当てはまる人は免疫力が下がってしまうので、温めグッズやファッション、ながらストレッチで“温活”を習慣化することをお勧めします。全部該当した人は体を冷やさない食材を取り入れたり、湯船につかったり、生活習慣を見直す必要があります。
体を温める5つのメリット
1、免疫力がアップして病気知らず!
体が冷えると免疫力が低下するので、さまざまな病気の要因につながります。逆に体温が1℃上がると免疫力は30%上がるので、病気知らずの健康ボディーを目指せます。理想の平熱は36.5℃以上なので、35℃台の人は“温活”を取り入れて基礎体温を上げることから始めてみてくださいね。
2、生理痛やPMSが緩和される!
血液には酸素や栄養などを臓器に届け、臓器内で排出された老廃物を回収する役目があります。女性は、冷えて血流が悪くなると、子宮や卵巣に不調が出やすくなり、生理痛や生理不順につながります。改善するためには体を温めて血流を良くすることが大切。
3、潤いのある“モテ肌”
体を温めて内臓を活性化させることで血液が体の隅々まで栄養を届けてくれるので、内側からツヤを放った健康的な肌でメイクのノリも期待できます。
4、代謝が上がってヤセやすくなる!
体温が1℃上がると基礎代謝が約12%アップするんです。筋トレを習慣化することが手っ取り早く体を温める方法です。
5、妊活にも効果的!
下半身が冷えると婦人科系トラブルを引き起こしやすくなるので、腹巻や入浴、運動でおなかを温めて子宮や卵巣の血流を改善させましょう。
普段の食事で改善できる冷え対策
普段の食事もちょっとしたテクを取り入れるだけで“温活”を実現することができるんです! 朝の眠気覚ましや仕事の休憩では、コーヒーよりも紅茶をチョイスしましょう。
製造過程で発酵しているので体を温める効果があります。しょうがやシナモンパウダーをちょい足しすれば温め効果がさらにアップします。甘みがほしい時はビタミンやミネラル豊富な黒砂糖やはちみつを取り入れると○。
他にも、発酵食品は代謝を上げる効果があるので冷え予防にみそ汁を取り入れるのもお勧めです。同じ発酵食品の納豆や、殺菌&血行促進に効果のあるネギやしょうがを入れると効果が倍増します。
もう一つ生活の中で注意してほしいのが、食べ過ぎること! 満腹になると血液は消化吸収のために胃腸に集中します。すると、老廃物を排出する臓器に血液が流れにくくなり、冷えを加速させる原因に……。腹八分目や空腹の時間を意識して血液の流れを改善することを心がけていくと、自然治癒力アップにも効果的なのでぜひ実践してみてくださいね!
“温活”は、女性の体にメリットが盛りだくさん! まずは一番手軽に実践しやすい食事内容から見直すのがお勧めです。次回の【大人女子のための最新フェムテック】では、“温活”に関するファッションテクや入浴法、便利グッズを紹介予定なのでお楽しみに♪
女性ファッション誌の編集部を経て、フリーの編集、ライター、イラストレーターとして活動中。アウトドア系YouTuberの旦那と5歳の娘とたまにキャンピングカーで日本を旅しています。キャンピングカー関連の雑誌で4コマ漫画連載中。
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