春先も油断できない、冷え性の原因って? 生活習慣の見直しで万年冷え性を解消!
2023.2.24 HAZUKI
少しずつ寒さもやわらぎつつある今日この頃。春はもうすぐそこなのに、冷え性がつらいと思っている方に朗報! 今からでも遅くない冷え性対策について専門家に聞いてみました。
冬が終わっても冷え性は続く…

日に日に寒さがやわらぎ、そろそろ春を感じる日も増えてきている中、相変わらず手足は冷えたまま……。そんなつらい冷え性に悩んでいませんか? 春先でもまだまだ油断できない冷え性対策について、東京都の姿勢調整師が都民の健康増進に貢献するために立ち上げたグループ「東京都姿勢調整師会」の塗木洋平さんに、聞いてみました。
Q1.冷え性はなぜ起こるのですか? 原因は何ですか?

塗木さん「主に筋肉の硬直による血流悪化が原因で起こります。特に手足の抹消器官は毛細血管となるため、血液が循環されにくく冷えやすいんです。特に、冬の場合は寒さで筋肉が硬くなりやすいです。
万年冷え性の人は、そもそも筋肉の働き自体が弱くなっていることが理由として挙げられますので、筋肉を働かせるために、自分の筋肉バランスに合わせたトレーニングを行うことも大切です!」
Q2.しっかり着込んでいるのに、おなか周りも冷える原因は?

塗木さん「この場合は、内臓がスムーズに起動しておらず、冷えてしまうことが考えられます。食べすぎや飲みすぎなどにより、肝臓や腸などを働かせすぎて、疲れてしまうことによる機能低下も冷えにつながります。
冷たいものを飲みすぎて体を冷やすのは避けましょう。アルコールも体を冷やすため、飲みすぎは注意です」
Q3.冷え性を改善するために見直すべき生活習慣などはありますか?

・入浴する習慣をつける:ぬるめのお風呂に長めに入浴して、筋肉や内臓をしっかりと温め、代謝を良くすると効果的!
・姿勢を改善するトレーニングを行う:姿勢が悪いと筋肉のバランスが崩れたり内臓が圧迫されるので、筋肉や内臓が持つ本来の働きを妨げてしまうので、定期的に姿勢を正すことを忘れずに!
・血流や代謝を向上させる:代謝は筋肉、肝臓、脳で主に行われているので、適度な運動を取り入れて基礎代謝をアップさせるのも大事! 良い姿勢=バランスの取れた筋肉につながるので、前でも触れているように、姿勢を正しながら、代謝アップを目指すのがベストです。
冷え性を放置すると、血流の不全により、慢性的なむくみの原因となります。春を前に、体調管理が大事な時期。できることからコツコツ続け、冷え知らず、むくみ知らずで新しい季節を迎える準備に徹しましょう!
最新の予防医学「姿勢科学」に基づき、「日本人を一生健康でかっこいい体に!」という理念で活動中。前職はシステムエンジニア。悪い姿勢で頭痛や腰痛に悩まされる日々だったが、姿勢科学に出会い、姿勢を改善することで快適な毎日を送れるようになる。姿勢専門院で姿勢ケアをする傍ら、姿勢科学を一人でも多くの人に知ってもらえるよう、小学校や企業などで姿勢と健康の講演活動を行っている。
カナダ・トロント在住時代に、会社員として働く傍らライター業を始める。 帰国後、映画やドラマ、アニメなどの映像系CG制作会社に勤務しながら、さまざまなメディアで執筆。現在はフリーライターとして、海外での経験を活かし、ライティング・翻訳などを行っている。
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