9月9日は陽の気が高まる「重陽の節句」! 金運&美容運を高める開運アクションとは!?
2022.9.8 水浦裕美
9月9日は、陰陽五行説で陽の気が高まると言われる「重陽の節句」です。この日に行うことで、金運、美容運がアップするという開運アクションを紹介します!
9月9日は陽の気が高まる、重陽の節句
「重陽の節句」と聞いても、知っているという人は少ないかもしれません。節句とは、季節の変わり目のことを指します。重陽の節句は、3月3日の「桃の節句」や、5月5日の「端午の節句」の仲間といえば、理解してもらえるかもしれません。
節句は、中国から伝わった陰陽五行説に由来しています。陰陽五行説では、奇数は縁起がよく、陽の気を持つ数字とされてきました。1桁の奇数の中でも、最も数の大きい9が持つ陽の気は最大だとされています。ただ、奇数が重なる日はとてもめでたい日である反面、陽の気が強すぎると陰の気になると考えられてきました。そのため、1月7日(1月1日は格別な扱いのため、1月だけは7日)、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日を節句とし、無病息災を願って邪気払いを行っていました。
1月7日は「人日の節句(じんじつのせっく)」として、七草粥を食べる日、3月3日は「桃の節句」、5月5日は「端午の節句」、7月7日は「七夕」として今も行事が残っていまが、中国で最もパワーが強く大切にされている9月9日の「重陽の節句」に関しては、現代の日本では存在感の薄い行事となってしまい、その存在を知らない人が多いのです。
9月9日に開運アクションを行うことで金運と美しさがアップする理由とは?
陰陽五行説では、陽の気が強くなりすぎると陰の気が強まり、病気や災いをもたらす邪気に取りつかれやすくなるとされています。邪気は病気や災いだけでなく、全体運を下げてしまいますが、開運アクションを行うことで邪気を払って、陽のパワーだけを取り入れれば金運アップにつながります。
「桃の節句」には桃、「端午の節句」にはショウブなど、それぞれの節句には開運アイテムとされる植物があります。「重陽の節句」は、菊の花とされています。「重陽の節句」は別名として「菊の節句」とも言われています。
菊の花には金運をもたらす力があるとされてきました。さらに、古来より中国では不老不死の薬草として扱われていました。不老不死=究極のアンチエイジング=美しさをキープできるということで、菊の花と大きく関わる「重陽の節句」には、金運と美しさをアップさせる力が秘められているというわけです。
菊の花を体内に取り入れる
菊の花には強い解毒作用があり、食べることで体内環境を整えることができます。他にも、リラックス効果や高いアンチエイジング効果も期待できるといいます。
刺身についている菊の花をしょうゆに浮かべて、魚と一緒に食べたり、スーパーで売られている食用の菊の花を買ってきて、酢を入れた湯で、花びらだけをゆでるおひたしにしたりするのも、菊の強いパワーを体内に取り込めるのでお勧めです。
より手軽に菊を取り入れたい人には、菊花茶を飲むのがお勧め。菊花茶は菊の花を乾燥させてお茶にしたもの。あまり見かけないと思いますが、中華食材屋さんやネットで簡単に購入できます。購入が難しい場合は、同じ菊花のカモミールティーを代用するのも〇。
菊の花を飾る
一番手軽に菊のパワーを取り入れるなら、菊の花をお部屋に飾るのがお勧めです。菊の花は、目で見て楽しむだけでなく、独特な香りで思考をクリアにし、心を癒やす効果があります。菊の花を飾ることで、空間だけでなく、マインドにアプローチし、心身のデトックスにつながります。
菊のきせわたを行う
菊の着綿と書いて、菊のきせわたと読みます。これは、平安時代の貴族の間で、「重陽の節句」の行事として行われていたもので、「源氏物語」で有名な紫式部が詠んだ歌の中にもこの行事のことが書かれています。
菊のきせわたとは、9月8日の夜に菊の花に綿をかぶせて夜露と香りを移し、翌朝にその綿で顔や体を拭くと老いが去り、美しくいられるというもの。美人で引く手あまただった紫式部も行っていたと言い伝えられています。
日本ではすっかりなじみが薄くなってしまった「重陽の節句」ですが、陽のパワーを味方につければ、金運も美しさも手に入れられる開運日です。今回紹介した開運アクションを取り入れて金運と美容運を同時に引き寄せましょう!
女性誌編集部を経て、2011年よりフリーの編集ライターとして活動。 女性誌を中心に、メンズ誌、WEB媒体、書籍、企業の販促物などの制作に携わる。 美容、ライフスタイル、タレントインタビュー、マネー企画などを幅広く担当。 プライベートでは、3歳&1歳男の子のママ。
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