お盆の開運方法は? 先祖の力を借りて幸運体質になる方法
2022.8.12 水浦裕美
お盆とは、一般的に新暦の8月13日から16日までの期間を示します。この世と霊界をつなぐ扉が開き、先祖が私たちのところに戻ってくると言われています。先祖の力を借りて開運するための、お盆期間の過ごし方を紹介します。
お盆っていつ?

お盆とは、一般的に新暦の8月13日から16日の4日間に行われる日本に古くから伝わる風習です。
東京や神奈川、静岡の一部地域では、7月13日から16日に行ったり、沖縄では8月中旬から9月上旬に行ったりする場合もあり、地域や宗派によって期間が異なります。
お盆ってどんな行事?

お盆は先祖を供養する夏の行事ですが、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、その語源はサンスクリット語(古代インド・アーリア語に属する言葉)で、逆さ吊りを意味する「ウランバナ」に由来すると言われていす。
「盂蘭盆経」という仏教経典があり、その中にお盆の起源のようなものが記されています。
釈迦(しゃか)の弟子のなかに、神通力のある人がいました。その弟子が、神通力を使って亡くなった母の姿を見たところ、餓鬼(がき)の世界に落ちて逆さ吊りにされ、飢えと乾きに苦しんでいました。
その母を助けたいと釈迦に相談したところ、修行を終えた僧たちに食べ物や飲み物、寝床を用意してもてなすように言われました。それを実践すると、母は極楽へ行けたというものです。その日が旧暦の7月15日だったことから、この日にお盆行事が行われるようになりました。
西暦606年に、日本で初めてお盆行事が行われたという記述がありますが、それよりも以前に、神道の「祖霊祭(それいさい)」という先祖を供養する風習がありました。その風習と中国から渡ってきた盂蘭盆会が結びつき、現在のお盆という形になったようです。
幸運体質になるためにどうして先祖の力が必要なの?

先祖の一番の願いは子孫繁栄です。そのために守護霊となって、私たちが間違った道に進まないよう導いてくれたり、邪気に取りつかれないように守ってくれています。
ただ、先祖に気に入られていれば幸せになるように手伝ってくれますが、嫌われるようなことをしていれば、サポートを受けることはできません。
霊界との扉が開いて、先祖の存在が近づくお盆。先祖とのご縁を深めるためにするべきことを紹介します!
お墓参りをする

お墓は先祖と私たちをつなぐ存在です。お盆にお墓参りをし、感謝の気持ちを伝えることで、先祖とのご縁が深まります。
お墓参りをするときは、敷地をほうきで掃き清め、墓石をきれいな雑巾で優しく拭いてあげましょう。掃除が終わったら、花と水、食べものを供え、線香を焚きながらお墓に向かって手を合わせ、日頃から見守ってくれていることへの感謝の気持ちを伝えましょう。お墓参りへ行くのは午前中がおすすめですが、難しい場合はいつ行っても大丈夫です。
もし、お墓が遠方にあってお参りができない場合は、家の一角に「ご先祖様コーナー」を作り、お墓と同じように供えものをして、感謝の気持ちを伝えるようにしてください。お供えした食べものはパワーフードになるので、その後に食べるのがおすすめです。
家族で先祖についての話をする

先祖のことを思い出し、みんなで思い出話をすることで喜んでくれます。お盆で家族や親戚が集まる機会があれば、先祖の話をして盛り上がりましょう。そのときに、先祖の好きな食べものをみんなでいただくこともおすすめです。
さらに、「我が家のご先祖様にはどんな人がいたのか?」といった家系図の話をすることで、先祖との絆が強くなります。
家の掃除をする

お盆に先祖が来ても、家の中が散らかり邪気が多いと、居心地が悪いと帰ってしまいます。お盆が始まるまでに掃除をしっかりして、きれいな状態で先祖を迎えましょう。特に仏壇にほこりが溜まっていないかチェックしてください。
今まで大人のための夏休み程度にしか考えていなかったお盆ですが、意味を知ると、とても大事な行事だということが分かりますよね。
女性誌編集部を経て、2011年よりフリーの編集ライターとして活動。 女性誌を中心に、メンズ誌、WEB媒体、書籍、企業の販促物などの制作に携わる。 美容、ライフスタイル、タレントインタビュー、マネー企画などを幅広く担当。 プライベートでは、3歳&1歳男の子のママ。
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