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【夏の紫外線対策メソッド!】日焼け止めって何回塗り直してる?

2022.8.4 LASISA編集部

本格的な夏がやってきましたね! とはいうものの、日中は太陽が照りつけて、紫外線が気になって仕方がない…。そんな夏でも美しく、健康的に過ごすための、正しい紫外線対策についてお教えします。

日焼け止めって一日の内、何回塗り直してますか?日焼け止めって一日の内、何回塗り直してますか?

 本格的な夏に対抗すべく、毎日さんさんと照りつける太陽とともに、ココロもカラダも健康的に、そして美しく過ごしていくための、【紫外線対策メソッド】をご紹介します。

 第1弾は、「日焼け止めの正しい使い方とは」。

 今年の春に実施された「紫外線が気になる方、日焼け対策をしている方」へのアンケートで出た疑問について、美容クリニックの専門家から、日焼け止めアイテムの正しい使い方についてお答えいただきました!

日焼け止めって塗り直さないといけないの?

「日焼け止めを塗り直す回数」について調べたところ、1日3回以上は“1割ほど”だそうです「日焼け止めを塗り直す回数」について調べたところ、1日3回以上は“1割ほど”だそうです

 日焼け止めアイテムって毎朝つけていますか? そしてその日中に、つけなおし・塗り直しは何回ほど行っているのでしょうか?

 ケイティケイ株式会社が今年5月に行った、最新の紫外線対策事情アンケートの結果によると、「日焼け止めを塗り直す回数」は、およそ6割の人が「1回つけたら終わり」と答えていたそうです。

 実は日焼け止めは、朝のメイク時につけたとしても、汗やその他の理由などで落ちてしまうため、数時間おきに塗り直す必要があるとのこと。

 そういえば何かの折に顔を触ったり、食事やドリンクを食べ飲みした後拭いたり、話すと口元が動いてマスクが触れたり擦れたりなんてあったりしますよね(マスクにファンデーションなどが移ってしまったりとか…)。

 思い当たるフシ、ありますよね? では実際に塗り直している人はどのくらいいるかというと、なんと半数以下! そして「3回塗り直す」と答えた人は1割にも満たなかったのです。

日焼け止めの“追い”塗り直し、なぜできないの?

日焼け止めは「SPF」と「PA」値を注目する人が多く、UV-Bの防止力が高い製品を選ぶ傾向が。またお肌への負担に注目する人は半数以上に日焼け止めは「SPF」と「PA」値を注目する人が多く、UV-Bの防止力が高い製品を選ぶ傾向が。またお肌への負担に注目する人は半数以上に

 このアンケートでは、日焼け止め自体の使い方に関しても、お悩みや疑問が数多く寄せられていました。その中からいくつかピックアップしてみると、

・「日焼け止めをつけると肌が荒れる気がする」

・「基本的に1回しか塗ってませんが数時間ごとに塗り直しを推奨されてるものが多く、同じ場所に1日で何度も塗って大丈夫なのか不安です」

・「何時間おきに塗り直すのがいいのかわからない」

・「メイクの上から再度付ける方法がわからない!」

 肌へのダメージや、使い方そのものの“分からない”、が多く感じられているようです。このあたりに塗り直しをしない理由がひそんでいるのかもしれません。

美容の専門家に日焼け止めの“正しい使い方”を聞いてみました!

LonaLona CLINIC(ロナロナ クリニック)、三輪菜つ美院長LonaLona CLINIC(ロナロナ クリニック)、三輪菜つ美院長

 新橋で美容クリニックを営む三輪院長に、日焼け止めの基本の使い方についてお話をうかがいました。

Q. 日焼け止めの塗り方について、改めて正しい方法を教えて下さい!

三輪院長:
日焼け止めは2~3時間ごとに塗り直すのが良いです。汗や摩擦で落ちてしまうので、朝出かけてそれっきりだと落ちている可能性が高いです。

 塗り直しする時、メイクを落とすのが難しい場合は、日焼け止め効果のあるフェイスパウダーやスプレーを重ねるのもオススメですね」

スプレータイプの日焼け止めならどこでもケアできるから便利です♪スプレータイプの日焼け止めならどこでもケアできるから便利です♪

「スプレータイプを使うなら、メイクの上からスプレーして、軽く手でなじませてください」

Q. 日焼け止めはどれくらいが適量ですか?

三輪院長:
「塗る量や塗り方も大事でして、お顔でしたら500円玉くらい(0.8g)が適量です。

 日焼け止めは量が少ないと働きが弱くなるので、しっかりつけること。SPF50プラスの製品を使用しても量が足りないと、SPFが弱い製品を使用するのと同じことになります」

Q. オススメな使い方ってありますか?

三輪院長:
「日焼け止めは手のひらに出すと手に残ってしまうので、手の甲の親指と人差し指の間のくぼみに出すのが使いやすくて良いですよ」

手の甲の親指と人差し指の間のくぼみに出すと使いやすいはず手の甲の親指と人差し指の間のくぼみに出すと使いやすいはず

 つけ方もこするのではなく、ポンポンとスタンプを押すように広げるのがオススメです。

 ポンポンとするスタンプ塗りは、顔の広い面(あご、両頬、おでこ)に置き、広げていきます。

 そのあと小指で目のキワや小鼻などを微調整するように塗って下さい。アイホールも忘れずに」

Q. 塗り直しのタイミングってあるのでしょうか?

塗り直しのタイミングは2~3時間おきで、野外に長時間いる場合はもう少し短い時間に塗り直すのが良いでしょう。お手洗いに行くタイミングなどに工夫してこまめに塗って下さい。

 頬の高い部分やおでこ、鼻先、あごなど出っ張っている部分は太陽光が当たりやすいので重点的に塗った方がいいですね」

 なるほど、いかがでしたでしょうか? みなさんも面倒がらず、ぜひ意識して2度3度、“追い”塗り直しを行ってみてください!

 次回はシーンに合わせたり、いろいろな種類の日焼け止めアイテムについてご紹介をしていきますね♪

◯出典「ケイティケイ株式会社調べ」
・調査対象:紫外線が気になる方、日焼け対策をしている方(女性500人)
・調査日:2022年5月20日~21日
https://www.ktk.gr.jp

 三輪菜つ美

美容皮膚科医、日本抗加齢医学会専門医。LonaLona CLINIC(ロナロナ クリニック)」院長。 自身が研修医時代に経験した肌荒れから、分子栄養学に基づいた食事療法にて、美肌と体質改善を達成。肌と食事の大切さを痛感し、根本的な解決を目指した診察を日々行っている。 “女医が教えるシンプルケア”「ラメラの秘密」を幻冬舎より出版 (2019年3月)。

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