ストレス軽減や美肌効果も!?世界中でセレブたちに支持されているCBDってなに?
2022.7.17 水浦裕美
最近、ナチュラル系のお店などでCBDっていうワードよく目にするようになったと思いませんか? CBDってなに?という疑問から、得られる効果、使い方など、CBDについてご紹介します。
CBDってどんなもの?
「CBD」はCannaBiDiol(カンナビジオール)の略です。大麻から抽出される自然由来の有効成分をカンビノイドといいますが、CBDは何十種類もあるカンビノイドの1つ。
「大麻草なんて違法じゃないの!?」「薬物中毒になりそうで怖い!」と思う人がいるかもしれませんが、みなさんが大麻でイメージする精神作用や幻覚などは、THCという成分が引き起こすもの。
THCは、日本では規制対象となっている大麻の花や葉から抽出される成分であり、規制対象外の種子や成熟した茎から採れるCBDとは全く別のものなので、摂取しても依存や乱用などは起きません。
そして、CBDはWHO(世界保健機構)からも安全性が認められている成分です。ただ、CBDに全く副作用がないわけではなく、軽い眠気や頭痛などの症状を感じる人もいるようです。
CBDにはどんな効果があるの?
欧米を中心に、医療への応用の可能性が研究されているCBD。海外では、医療品や健康食品、化粧品などの原料として、広く使用されています。
CBDの効果として注目されているのが、鎮静化作用やストレス緩和作用。不安の緩和や精神的・肉体的な緊張の緩和、不眠症、偏頭痛、肉体疲労、筋肉痛に対して効果が期待できると言われています。
また、抗酸化作用、抗炎症作用など、さまざまな美容効果もあり、最近では美容成分ともしても話題になっています。
CBDはどのように使うの?
CBDの商品として一般的なのは、CBDをオイルに配合したタイプ。オイルは食品として舌に垂らして摂取する他、スキンケアオイルとして肌に塗るもの、雑貨などとして売られています。最近では、タブレットやグミなどのお菓子といった、手軽にCBDを取れるアイテムなども登場しています。
どんなCDB入りの商品を選ぶ際もチェックしてほしいのが、そのアイテムに含まれるCBDの濃度や絶対量。濃度は%で、絶対量はmgでパッケージに表記されているので、すぐにわかるはずです。
CDBの作用は摂取した量によって決まり、量が多いほど体に働きかける力が大きくなります。ただ、気をつけたいのが濃度と絶対量の関係。絶対量が多く記載されていたとしても、必ずしも濃度が高いとは言えません。なぜなら、容量が多ければ濃度が低くなるからです。
例えば、絶対量が500mgの商品が2つあったとして、1つは容量が10mlなので濃度は5%、2つ目は容量が50mlなので濃度は1%ととなり、濃度で見ると全く異なるのです。
CBDを摂取する量が多ければ多いほど体への変化を感じやすくなりますが、副作用も起きやすくなりますし、値段も高くなります。CBD初心者は少量から始めて、1週間程度様子をみましょう。
体や心への変化を感じなければ、摂取量を増やしていくのがいいでしょう。量を増やす場合は一気に増やすのではなく、1日のうち数回に分けて摂取するようにしてください。
プロに聞いた!CBDを上手に取り入れるコツ
CBD製品のパイオニアで、日本にCBDをいち早く紹介した「エリクシノールジャパン」のPRを務め、ヘンプのモダンな魅力を提案するブランド「ヘンプス」のブランドディレクターでもある那奈なつみさんに、CBDとの上手な付き合い方を教えてもらいました。
日本では健康食品としての位置づけですが、「集中力が高まる」「リラックスできる」「睡眠の質が高まる」という声も多く聞かれます。CBD製品は、大きく分けて「飲む・食べるタイプ、塗るタイプ、吸うタイプ」の3つの方法で取り入れることができるので、生活習慣や好みに合わせて選んでください。
はじめてCBDを取り入れたい方におすすめなのは、スポイトティンクチャータイプ、または手軽に摂取できるチョコレートや、グミなどのお菓子タイプで、1日あたり10mg〜30mg摂取するのがいいでしょう。オイル1滴あたりもしくは、1個あたりの含有量の記載がある商品を選ぶことで、自分の適切な量を知ることができます。
CBD製品は含有量が高いほど高価になりますが、大切なのはどれだけ体にCBDを取り入れたということ。少量から試して少しずつ身体に慣らし、もう少し実感したいなと感じた時は倍の量を摂取するなどして、自分のスイートスポットを探してくださいね。」
現代社会を生きる私たちをサポートしてくれるCBD。
ぜひ正しい知識を身につけて、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
〇エリクシノール
https://elixinol.co.jp
「エリクシノールジャパン」PR、「ヘンプス」ブランドディレクター。オーガニックタウンといわれるオーストラリアのバイロンベイにて8年間、オーガニックライフスタイルを提案するショップのディレクターを経験。そこでヘンプ衣料、ヘンプファーム、ヘンプフーズの可能性に魅了される。
女性誌編集部を経て、2011年よりフリーの編集ライターとして活動。 女性誌を中心に、メンズ誌、WEB媒体、書籍、企業の販促物などの制作に携わる。 美容、ライフスタイル、タレントインタビュー、マネー企画などを幅広く担当。 プライベートでは、3歳&1歳男の子のママ。
recommend
こちらもおすすめ