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「痩せられるなら “健康リスク” も構わない」… 女子大生の7割、《スタイル・体形》 に劣等感 アンケート調査で判明

2025.7.1 LASISA編集部

やせたい、きれいになりたい。それは健康でいることよりも大切――? 今どき女子大生の、美容に対する意識についてリポートします。

健康より美…? 女子大生のホンネとは

健康より美……? 女子大生のホンネとは健康より美……? 女子大生のホンネとは

 若い世代を中心に美容への関心がいっそう高まる昨今。Z世代に特化したリサーチサービス「サークルアップ」が、美容意識に関する調査を実施、結果を発表しました。

 調査は2025年6月、サークルアップを利用している現役女子大生300人を対象にウェブ上で実施したもの。まず、SNS上で体形やメイクなどのロールモデル(理想としている人)はいるか、との問いについて58%が「はい」と回答。過半数を占めました。

 実際に学生からは「自分の顔や体型に似たインフルエンサーを見付け、参考にすることがほとんど。丁寧にメイク動画や服装を解説してくれるから自分でもすぐにまねできる」などの声がありました。

 具体的な対象は、SNSインフルエンサーが最も多く、次いでテレビの芸能人となっています。また、SNS上で外見やスタイルのいい人の写真を見て焦る感覚はあるか否かについては、「とてもある」「まあある」の合計が68%。「あまりない」「全くない」の計32%の倍以上でした。

 Instagramのサブ垢(特に仲の良い友人のみとつながるアカウント)で、「自戒」と称しインスタグラマーやアイドルの写真を上げ、自分が痩せるモチベーションにしようとしている人も多いようです。

 減量を目的として、運動せず食事を抜く・極端に減らす方法を取ったことがある割合は64%(「頻繁に」「ときどき」「一度だけ」の合計)。さらに、美容を追求するためであれば体に一定の負担や健康リスクが生じても構わないと考える割合は31%(「とてもそう思う」「まあ思う」の合計)でした。許容できる健康リスクとして最も多かったのは月経不順でした。

 今回の調査を受けて現役学生らは、「本来は手を加えられないものであった『身体』を技術で変えられるものになったこと、それがSNSにより日常的に視界に映ることで、人間の欲望を駆り立てるようになった。しかしそこには加工などさまざまな意図が含まれており、空虚なもの。また、誰もが誤った美への認識を持つ可能性があるため、他人と比べずに生きることが大切」との結論に至ったとしています。

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