スマホによる“手指酷使世代”はどの年代!?家事・仕事の合間にスマホもバッチリ使い込むも「痛い!」「疲れる」不調の声
2025.6.30 LASISA編集部
「SPRASANN」(東京都中央区)が、スマホ使用時の手の不調や、既存スマホアクセサリーの満足度について調査を実施し、その結果を発表しました。
1日に何時間スマホを使っていますか?

現代人のスマートフォン使用時間は年々増加しており、博報堂メディア環境研究所「メディア定点調査2025」の統計データによれば、1日のスマホ接触時間は過去最高を記録しています。
※出典:博報堂メディア環境研究所「メディア定点調査2025」
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/117303/
特許技術採用のスマホバンド『ハンモッ君』を中心に製品開発を進める「SPRASANN」(東京都中央区)が、スマホ使用時の手の不調や、既存スマホアクセサリーの満足度について調査を実施し、その結果を発表しました。調査は、2025年5月11~12日の期間、10代以上の男女500人(男性259人/女性238人/未回答3人)インターネット上で行われました。
スマートフォンの1日あたりの使用時間について年代別にデータをまとめたところ、20代から40代にかけては「2~4時間」の利用が最も多く、特に30代は過半数(64.5%)がこの層に該当しており、家事に仕事にと忙しい中でも、しっかりと使い込んでいることが伺えます。また、「4~6時間」以上の長時間利用者は、20代でやや多いものの、より上の年代では比較的少なく抑えられています。 総じて、年代が下がるほどスマートフォンの使用時間が長くなる傾向が読み取れました。
手指の不調も無視できない
スマートフォンの使用によって手が痛くなったり疲れたりする経験について「よくある(37.2%)」と「たまにある(52.4%)」を合わせると、実に89.6%もの人が何らかの形で手に不調を感じていることがわかります。一方で、「あまりない(9.6%)」や「全くない(0.8%)」と答えた人はごく少数にとどまっており、スマホ利用が手の疲労や痛みの一因になっていることが明確に示されています。これは、日常的にスマートフォンを使用する現代人にとって、無視できない身体的負担があることを意味しています。
スマートフォンの使用により痛みや疲れを感じる身体の部位を複数選択で聞いた結果を示しています。最も多かったのは「指」(307件)で、次いで「手首」(278件)と、圧倒的に手に関連する部位に集中していることがわかります。スマホ操作において指と手首に負担がかかっている現状が如実に表れており、長時間の使用による慢性的な負荷が懸念されます。さらに「首」や「肩」にも一定数の不調が報告されており、スマホ姿勢による全身への影響が無視できません。こうした結果から、手や姿勢への配慮が求められていると言えます。
年代別にスマートフォン使用時に感じる手の痛みや疲れの頻度も調査。特に注目すべきは30代で、「よくある」と回答した割合が他の年代と比べて最も高く、スマホ使用による手の不調を最も自覚している世代であることがわかります。仮説として、10代から長時間かつ長期間スマホに接してきた現30代に、その影響が蓄積として現れている可能性が考えられます。
また、20代と40代では「たまにある」との回答が多く、一定の負担は感じているものの、30代ほど深刻ではない様子がうかがえます。50代以上では「あまりない」「全くない」の比率がやや高く、使用頻度や操作スタイルの違いが影響している可能性があります。
全体としては、ほとんどの年代で手の不調を感じている人が多数を占めており、対策の必要性が浮き彫りになっています。
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