職場に必ず一人いる《絶対謝らない人》… なぜ彼らは謝れないのか? 実は “意外な理由” があることも
2025.6.30 奏かえで
日常的に関わる人の中に、絶対謝らない人はいますか? 「悪いのはあの人なのに……」。そう思うかもしれませんが、彼らにはどんな理由があるのでしょうか。
悪意はあるのか、ないのか?

「どうしても謝らない人」って、職場や身近な人の中に一人はいませんか? たった一言謝れば済むのに……とモヤモヤしてしまうこともあるのではないでしょうか。しかし実は、謝らない人の裏側には“そうせざるを得ない”理由や、その人なりの事情が隠れている場合もあります。では、その理由・事情とはどのようなものなのでしょうか。
プライドが高く「謝ったら負け」と思っている
例えば間違いを指摘されたとき、真っ先に反発したり言い訳を重ねたりする人。こういった人の背景には「謝ったら負け」「非を認めたら自分の価値が下がる」などの思い込みがあるのかもしれません。
「謝る=立場や評価を失うこと」だと考えていて、強い自尊心が謝罪の言葉を遠ざけているのです。社内で築いてきた実績やポジションを手放すことになるのでは、との恐怖感もあるのかもしれません。
しかし実際は、誠実に謝れる人こそ周りからの信頼を得られるもの。仕事でもプライベートでも、大切なのは間違いをどう受け止め、どう向き合うか。その姿勢にこそ人としての本質が表れるのかもしれません。
自分以外のせいにする思考のクセがある
ミスやトラブルが起きたときは、誰だって自分のせいとは思いたくないものです。「私は悪くない」「責められたくない」といった気持ちがあると、原因を自分以外のところに探してしまいがちになります。
そうした思考を繰り返すうちに、自分以外に責任を求めるクセがいつの間にか染み付いてしまうこともあるでしょう。また「もしかして自分にも原因があるかも」という発想自体が、浮かびにくい人もいます。
無意識に周りに責任を押し付けてしまうことは、誰にでも起こりうるもの。だからこそ、誤りを指摘されたときや謝罪を求められたときに「どう向き合うか」が大切なのでしょう。
ファイナンシャル・プランナー、作業療法士、ライター 奏かえで
健康・マネー系ジャンルを中心にライターとして活動。現役の作業療法士で回復期病棟を経験しつつ、介護老人保健施設に10年以上勤務。ファイナンシャル・プランナー(FP)・簿記の資格を持ち、新旧NISA・iDeCoへの長期投資を継続中。専門性を生かした記事執筆が強み。
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