【温塩水解凍とは】解凍ミスに悩まないで!冷凍肉をおいしく時短で解凍する方法
2025.6.23 LASISA編集部
冷凍焼けしたお肉を、簡単においしく解凍する方法として「温塩水解凍」が注目されています。
「温塩水解凍」ってなに?

冷凍しておいたお肉をいざ使おうとすると、解凍に時間がかかる上に、パサパサになったり、なんとなく臭みを感じたりすることがありますよね。その原因のひとつが「冷凍焼け」と呼ばれる現象。保存中に水分が抜けたり酸化が進んだりして、お肉の味や食感が落ちてしまうのです。
そんな冷凍焼けしたお肉を、簡単においしく解凍する方法として注目されているのが「温塩水解凍」。ポイントを押さえれば、誰でも手軽にできるのが魅力です。今回はそのやり方と効果を詳しく見ていきましょう。
用意するのはお湯と塩だけ!温塩水解凍のやり方
まず、ボウルにお湯を張ります。このときのお湯の温度は45~48度が目安。触って「熱いけど耐えられる」くらいがちょうど良く、それ以上熱いとお肉に火が通ってしまう可能性があるので注意しましょう。温度計があればより正確ですが、なければ手の感覚を目安にしてください。
次に、お湯約1リットルに対して塩を小さじ1杯弱加え、よくかき混ぜて塩水を作ります。そこに冷凍のお肉をそのまま入れ、数分放置。完全に解凍するのではなく、「表面が柔らかく、中心はまだ少し凍っている」くらいの、いわゆる“8割解凍”の状態で取り出すのがコツです。
その後、ザルにあげて水気を切り、キッチンペーパーで余分な水分を軽く拭き取れば完了。ドリップ(解凍時に出る肉汁)を最小限に抑えられるため、臭みが軽減され、味も食感も向上します。
この方法のもうひとつの利点は、塩水の浸透圧の作用でお肉が水分を取り戻し、しっとりジューシーな仕上がりになること。解凍前よりも美味しく感じることもあるほどです。加える手間はほんのひと手間ですが、仕上がりに大きな違いが出るのは嬉しいポイント。
温塩水解凍はお肉だけでなく、マグロなどの冷凍魚にも応用可能です。冷凍庫に眠っている食材をおいしくよみがえらせたいときに、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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