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職場に必ず一人いる《 あいさつできない人 》… なぜ彼らはしないのか? 想像しうる “意外な事情”

2025.6.19 奏かえで

日常的に関わる人の中に、あいさつしない人はいますか? 「あいさつなんて人間関係の基本なのに……」。そう思うかもしれませんが、彼らにはそれなりの理由があるのかもしれません。

悪気はあるのか? 無愛想なだけか?

「あいさつ」はするべきか? ※画像はイメージです「あいさつ」はするべきか? ※画像はイメージです

 「なんであの人、あいさつしてくれないんだろう?」。職場にも近所にも学校にも、そんな人が一人はいませんか? あいさつは人間関係の基本。しかし実は、その人なりの事情や理由が隠れている場合もあり得ます。なぜ、彼らは「あいさつができない」のか? その背景を探ります。

自分から動くのが苦手で、タイミングを逃しがち

 あらためて考えると、あいさつは意外とタイミングの難しいものです。特に内向的な人や空気を読み過ぎてしまう人にとっては、大きなハードルに感じることもあります。

「今、声を掛けてもいいのかな?」「盛り上がっているところに割って入るのは良くない?」と迷っているうちに、チャンスを逃してしまうことも少なくありません。後になって「あいさつすればよかった」とひそかに反省している人も少なくありません。

 しかし、そうした内面の葛藤は周りにはなかなか理解されにくいもの。無愛想に見えても、実は緊張で表情がこわばっているだけ、といったケースもあるかもしれません。

あいさつして無視された経験がある

 以前、勇気を出してあいさつしたのにスルーされた……。たった一度のそうした経験が、いつまでも心に引っ掛かって残り続けることは誰にも起こりうるはずです。当時の傷付き体験から「また無視されたらどうしよう」と、自分から人に声を掛けるのが怖くなることもあるでしょう。

 このように、あいさつをしないのではなく、できなくなってしまったケースもあり得ます。ただこの場合、本人でも心の中では「ちゃんとあいさつしたい」と思っていることが間々あります。目が合ったとき会釈のように頭を下げたり、小さな声や口パクであいさつしようと頑張っていたり。うまく言葉にできない気持ちが、わずかな仕草に表れているかもしれません。

次は……あいさつしない事情、3つ目は?

ファイナンシャル・プランナー、作業療法士、ライター 奏かえで

健康・マネー系ジャンルを中心にライターとして活動。現役の作業療法士で回復期病棟を経験しつつ、介護老人保健施設に10年以上勤務。ファイナンシャル・プランナー(FP)・簿記の資格を持ち、新旧NISA・iDeCoへの長期投資を継続中。専門性を生かした記事執筆が強み。

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