今、ドラマで輝く《アラ還イケオジ》俳優たち テレビが彼らを “使いたがる” 納得のワケとは
2025.6.9 ゆるま小林
阿部寛だけじゃない、作品に欠かせない俳優たち
そして、「キャスター」と同じく話題のドラマが月9「続・続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)です。同作で小泉今日子さんとW主演を務めるのが中井貴一さんで、1961年9月生まれの63歳。アラ還固有の“イケオジ”っぷりを発揮しています。
同ドラマで中井さんは鎌倉市役所で働く長倉和平を担当。「最後から二番目の恋」はシリーズ作品で、和平と小泉さん演じる吉野千明の軽妙な掛け合いが人気のドラマです。今作でも、中井さん演じる和平は前作と同じく堅物で理屈っぽいキャラながら、スタイリッシュな雰囲気を漂わせる魅力を披露。
コミカルな演技が多い同作ですが、シリアスな場面ではしっかりと引き締めるベテランの技を見せます。小泉さんとともに独特な世界観を作り出し、「続・続・最後から二番目の恋」をヒット作に導きました。
さらに、最後に紹介するのは「イグナイト―法の無法者―」(TBSテレビ系)に出演中の仲村トオルさんです。仲村さんは1965年9月生まれの59歳。同作では、金のために手段を選ばぬ勝利至上主義者の弁護士・轟謙二郎を演じています。
轟は違法行為も行う弁護士で、アウトローな雰囲気を常に漂わせるキャラです。ただ、轟はとある目的に向かって動いていることが作中で明かされ、別の顔を持っていたことが判明。振れ幅の広い演技を仲村さんが見せ、注目作である「イグナイト―法の無法者―」を引っ張り続けています。
さて、ここまで春ドラマで注目されるアラ還イケオジ俳優の活躍を紹介しましたが、魅力はどこにあるのでしょうか? 安定感ある演技はもちろんのこと、アラ還となり渋さが増したビジュアルは男性からも支持を集めます。また、長く活躍したことも含め、年齢的にも女性スキャンダルなどの心配がなく、テレビ局が使いやすいのもポイント。ドラマの制作現場において、アラ還イケオジたちは魅力しかない俳優なのです。
今後も、さまざまな作品で主軸として活躍するであろうアラ還イケオジ俳優たち。まずは、春ドラマでの活躍をラストまで見守りたいと思います。
recommend
こちらもおすすめ