【“いるいる”男女図鑑No.9】「波うららかに、めおと日和」“本田響矢系男子”の生態を探る!
2025.6.5 古澤椋子
ドラマの登場人物について勝手に言語化してみた“ゆる〜い”人間観察日記【“いるいる”男女図鑑】。今回は「波うららかに、めおと日和」から、本田響矢さん演じる、江端瀧昌を抜粋!
「波うららかに、めおと日和」本田響矢演じる、江端瀧昌の生態

【“いるいる”男女図鑑】は、話題のドラマ作品からキャラクターを勝手に抜粋し、人間観察が好きなアラサーが、その人物の生態について考察や偏見を交え、ありとあらゆる角度から、ドラマの登場人物について勝手に言語化してみた“ゆる〜い”人間観察日記です。
今回は2025年6月5日(木)22:00に第7話が放送される木曜ドラマ「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)から、本田響矢さん演じる、江端瀧昌を観察! 本作は、コミックDAYSにて連載中の同名漫画を原作とした作品。昭和初期を舞台に、恋愛慣れしていないウブな主人公・江端なつ美(芳根京子)と、女性慣れしていない帝国海軍中尉・江端瀧昌の初々しい恋愛模様が描かれる物語です。結婚をきっかけに出会った二人が徐々に距離を縮めていく様子を見ていると、恋愛の楽しさとかわいらしさが伝わってきます。一方で、昭和初期の社会情勢のなかで恋愛が描かれることで、独特の切なさや苦しさもスパイスになっています。
この記事では、原作コミックのカバー裏で密かに連載されているなつ美と瀧昌が現代に転生したらという設定をお借りして、人間観察を繰り広げていきます!
江端瀧昌が現代にいたら…私生活を勝手に考察!
昭和初期に20代中盤で帝国海軍中尉の職に付く瀧昌は、現代の設定だと海上自衛官として、広島県の江田島市にある海上自衛隊幹部候補生学校に在籍中。地元は神奈川県の逗子市、休暇中に深見(小関裕太)に無理やり連れてこられた合コンで、なつ美に出会います。現代でも瀧昌は女慣れしていないでしょう。筋肉質な身体と端正な顔立ちでモテるものの、寡黙でハッキリとした物言いが怖がられてしまっていたりして。合コンでお酒が飲めないなつ美に無言でウーロン茶を手渡した瀧昌。その優しさに柔らかな笑顔を浮かべるなつ美を見て、瀧昌から一目惚れなんて出会いが、現代ではあり得るかもしれません。
スマホなどの現代的な機械がなんとなく苦手な二人。メッセージアプリだけだと味気ないなと、昭和時代に夫婦だった頃のように、遠距離期間のやり取りは文通も併用です。なつ美がかわいらしい便箋に2、3枚にわたって手紙を書くのに比べ、瀧昌からの手紙はもっぱらポストカード。幹部候補生学校庁舎の写真が使われたポストカードを使用するだけでなく、広島の観光地や雑貨屋で購入した海や自然、動物、護衛艦や艦艇のポストカードを購入しているのかも。お店で手に取るたびに、なつ美の喜ぶ顔を思い出し、ふわっと笑みを浮かべる。そして、その姿を深見に見られてニヤニヤされることが日常茶飯事だったりして。ちなみに二人ともSNSは苦手。なつ美は鑑賞用アカウントのみ、瀧昌はアカウントすら持っていなかったりして。なつ美と出会ったことで慣れない写真を撮るようになるが、センスが無くうまく撮れないのが悩み。ちなみに写真の目的はなつ美をかわいく撮ること。
元々、休暇の時期も出かけることはなかったが、なつ美から広島はどんなところか聞かれたことをきっかけに、積極的に観光地へと出かけるように。美しい風景を見るたびに、なつ美と一緒に見たいと心に温かい気持ちがよぎっているのかも。なつ美との出会いで、美しいものに惹かれる自分へと変化したことがうれしかったりして。
休暇中は逗子へ帰り、なつ美とデートへ。お土産は、甘いもの好きのなつ美のためにもみじ饅頭を準備。あんこだけでなく、昭和の頃と同じくチョコも好きかもしれない、キャラメルも好きかもしれないと、さまざまな味を買った結果、カバンいっぱいにもみじ饅頭を詰め込むことになっているのでは。
初デートでは、デートスポットらしいイタリアン料理をセレクトするも、実は瀧昌もなつ美も昭和時代と同じで魚の煮付けが大好物だったりして。2回目のデートでなつ実がセレクトした和食屋に二人ともどハマりして、デートのたびに通うなんてこともあるのでは。広島でも旨い魚の店探すのでという瀧昌の言葉に、広島に遊びに来てってことかしらと頬を染めるなつ美がいたりして。
今回はこんな様子で人間観察好きのアラサーが、「波うららかに、めおと日和」から、“現代に転生して江端瀧昌の私生活”を考察してみました。次回はどんなドラマ・キャラクターを抜粋するのか……お楽しみに♪
(イラスト・sakanamagazine)
recommend
こちらもおすすめ