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心身の疲労感や頭痛、気分の落ち込み…《梅雨だる》を解説! 原因と対処法まで

2025.6.2 おおしまりえ

梅雨シーズンは、天気だけでなく気持ちも沈む人、意外に多いのではないでしょうか? それは「梅雨だる」が関係しているかも…原因や対処法を解説します!

雨の日が続く季節は「梅雨だる」対策を始めよう!

雨の日が続く季節は「梅雨だる」対策を始めよう!雨の日が続く季節は「梅雨だる」対策を始めよう!

「梅雨だる」という言葉を知っていますか? 「梅雨だる」は、梅雨の時期に感じる、心身の疲労感や頭痛、気分の落ち込みなどの不調を総合して表現した言葉です。

 5月後半や6月に雨が続くと気温も湿度も上がり、「最近なんとなく体が重い…」と感じるかもしれません。 もしかするとそれは梅雨だるのサインかもしれません。雨の時期に体調が優れず、心身ともにダメージのある梅雨だるについて、原因と対処法を解説します。

 調査機関「Freeasy」が実施した「梅雨だるに関する調査」データを参照しながら紹介していきます。調査は2023年4月14日、20〜60歳未満の男女999人を対象にしたものです。設問で「梅雨時に不調を感じることがありますか?」については、「とても感じる」「やや感じる」と回答した人を合計すると、44.8%と約半数以上が不調を感じていることがわかりました。

 中でも多かったのが「だるさ・疲労感」「気分の落ち込み・憂うつ」「頭痛・片頭痛」でした。さらに、不調を感じる人の多くは姿勢の悪さや長時間のスマホ利用といった生活習慣にも共通点があるようです。特に女性は、ホルモンバランスの影響を受けやすいため、季節の変化には敏感になりがち。この時期の不調に備え、早めのケアが大切です。

「梅雨だる」が起きる原因

 辛い「梅雨だる」ですが、なぜ体に不調が起きているのか、その仕組みを知っていますか?ここでは、辛い症状の原因を解説します。

(1)低気圧で自律神経が乱れる
 梅雨の時期は、低気圧が続くことで自律神経のバランスが崩れやすくなります。気圧の変化により、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなると、眠気や倦怠感、集中力の低下などが起こりやすくなるのです。

(2)湿度の高さで水分代謝が落ちる
 湿気が多いと、体内の水分がうまく体外に排出されず、むくみや重だるさを引き起こします。とくに座りっぱなしの生活や、運動不足が重なると、リンパや血流の流れが滞りやすくなります。

(3)気温差が激しい
 梅雨は、寒暖差が激しい季節でもあります。日ごとに気温が上がったり下がったりすることで体温調節が追いつかず、自律神経が混乱しやすくなります。その結果、疲労感や頭痛、イライラなどの不調が出てくることも。知らず知らずのうちに、体は気温の変化にストレスを感じているのです。

(4)運動不足による巡りの悪化
 雨が続くと、外出や運動の機会が減ってしまいがちです。家でゆっくり過ごす日が続くと、ふくらはぎなど下半身の筋肉が働かなくなり、血液や水分の循環が悪くなります。これも体が重く感じる原因のひとつ。雨が続くときこそ、室内でできる運動などを取り入れるようにしましょう。

梅雨に負けない対策法

 梅雨だるの原因がわかったところで、解消方法を3つご紹介します。日常生活に取り入れやすいものから、実践してみましょう。

(1)規則正しい生活でリズムを整える
 不調を遠ざけるには、まず生活リズムを整えることが基本です。朝は決まった時間に起き、朝日を浴びて体内時計をリセットしましょう。雨で暗い日でも、カーテンを開けて部屋に光を取り入れるだけでも効果的です。今日から意識しましょう。

(2)湿度対策と体の「冷え」をケアする
 湿度が高い日は、エアコンの除湿機能や除湿器を使い、室内環境を快適に保つよう心がけてください。また、冷たい飲み物ばかり飲んだり、生ものを食べすぎたりしていると、体が冷えてさらに代謝が落ちてしまいます。温かいお茶やスープで内臓を温め、カーディガンやひざ掛けで外からの冷えも防ぎましょう。

(3)こまめに体を動かす
 梅雨の時期こそ、少しの運動を取り入れることが重要です。たとえば、朝のストレッチや、階段を使った昇降運動、テレビを見ながらのスクワットなど、ちょっとした動きでもOK。
「足は第二の心臓」といわれるように、ふくらはぎを動かすことで血流が促進され、水分代謝もよくなります。

【まとめ】
 なんとなく体が重く気分がすぐれない。もしかしたら、梅雨だるが原因かもしれません。低気圧や湿度、気温の変化が重なるこの時期は、体も心も疲れやすくなっています。体の声に耳を傾けながら、心地よい毎日を過ごしていきましょう。

 おおしまりえ

恋愛コーチ。36歳でハイスペ夫とマチアプ再婚した恋愛の専門家。10代からダメ恋愛続きだった自分を心理学で克服。現在は婚活や幸せなパートナーシップを主なテーマに発信を行う。

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