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コロナ禍で話題だった【二拠点生活】現在の首都圏在住者の関心はいかに?“憧れで終わらせない”現実的な選択肢とは

2025.5.9 LASISA編集部

シェア別荘サービス「SANU 2nd Home」を展開するSanuが、「2拠点生活に関する意識調査」を実施し、その結果を発表しました。

コロナ禍から変わらない?二拠点生活への関心度

二拠点生活への関心度は?二拠点生活への関心度は?

 コロナ禍以降に急増してきた「二拠点生活(二拠点居住)」。二拠点生活とは、その名の通り、2つの生活拠点を持つ新しいライフスタイルのことで、「デュアルライフ」とも呼ばれます。シェア別荘サービス「SANU 2nd Home」を展開するSanuが、「2拠点生活に関する意識調査」を実施し、その結果を発表しました。調査は、2025年3月21日~24日の期間、20~69歳の一都三県在住者(東京・神奈川・千葉・埼玉) 545人を対象にインターネット上で行われました。

「現在、2拠点生活に興味はありますか?」という質問に対し、約35%が「関心あり」と回答しました。一方、実際に実行している人はわずか4%。一都三県に住む20~60代のうち推定700万人が“隠れ2拠点層”として存在していることが分かりました。

 主なハードルについて、「費用」「物件の維持管理」「移動の手間」などが上位に挙げられました。2拠点生活と聞くと「月に1~2週間以上の滞在」を連想する人が多く、心理的にも“ハードルが高い暮らし”として認識されている現状が浮かび上がりました。

 シェア別荘サービスを展開するSanu。今回の調査で、関心層に対し、「都市からのアクセスが良い場所」「年12泊程度の利用(月1回または季節ごとの利用)」「管理の手間がない」といった条件を提示したところ、70%以上が「やってみたい」と前向きに回答しており、費用と管理の手間が軽減されれば、2拠点生活は“現実的な選択肢”になることがわかったそうです。

 このようなシェア別荘に前向きな関心を示した層の中でも、特に注目すべきは子育て世帯とのこと。独身層と並んで約4割を占めた子育て世帯層ですが、その動機やニーズには明確な違いが見られました。子育て世帯では、『子どもに自然体験をさせたい』【家族で季節を感じたい』といった意識が高く、都市では得がたい“家族の豊かな時間”を自然の中に求める傾向が強いようです。また“移住”ではなく、無理なく通える”もうひとつの家”という形で2拠点生活を取り入れるスタイルが、現実的かつ共感を得やすい選択肢であることがうかがえました。

 子育てがひと段落した夫婦や独身世帯にも、都市生活の忙しさから少し離れ、自然の中でゆったりと過ごしたいという声もあったことから、調査を行ったSanuは「シェア別荘は人生のステージを問わず幅広い共感を集めつつある」とコメントしています。

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