【五月人形 vs ひな人形】 購入意向に大きな違い… 子どもにも “男女格差” か? 全国アンケート調査で明らかに
2025.5.5 LASISA編集部
5月5日は「こどもの日」。五月人形や鯉のぼりを飾る家庭はどのくらい? ひな人形との違いを比較した調査の結果を紹介します。
購入商品の価格帯にも差が

親子向けのお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディが、5月5日の「こどもの日」に併せて「五月人形や鯉のぼりの購入実態」について調査。以前に実施した「ひな人形の購入実態」に関する調査との比較を発表しました。
今回の調査は2025年3月、全国の同サイト会員317人を対象にウェブ上で実施したもの。また、ひな人形に関する調査は同年1月、同じく全国のサイト会員325人を対象にウェブ上で実施したものです。
五月人形と鯉のぼり、またひな人形について購入予定があると答えた割合は、五月人形・鯉のぼりは計46.7%(両方、どちらかだけを合算)、一方のひな人形は65.7%で、約20ポイントの差があることが明らかになりました。「親や親族から譲り受けた」は五月人形・鯉のぼりは14.8%、ひな人形は20.8%。「購入しない」はそれぞれ38.5%と13.4%で、同社は「男の子の家庭では女の子の家庭より20%ほど少なく、購入意欲もやや低い傾向が見られる」と指摘しています。
五月人形、鯉のぼり、ひな人形について2025年に飾るか否かを尋ねたところ、「飾る」と答えた割合はそれぞれ、79.5%、44.4%、88.1%。鯉のぼりは高所への設置があるからかハードルが高いように見受けられる一方で、同じように室内に飾る五月人形・ひな人形で10ポイント近い差が開いているのは特徴的です。
また、それぞれの購入金額について「5万円未満」の割合は、順に53.6%、91.4%、46.0%。ひな人形においては10万円以上の高額帯を選ぶ家庭が30.7%おり、ここでも男児と女児の“格差”が見受けられます。
一方で、五月人形や鯉のぼりを買わないと答えた家庭では、端午の節句のお祝いとして「節句料理を家族で食べる」「端午の節句関連のイベントに参加する」「おもちゃなど記念になるものを購入する」などを行うと回答しており、伝統的な人形の購入よりも体験や思い出づくりを重要視する様子もうかがえます。
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