さすが九州の略《さす九》とは? “男尊女卑文化”を非難、Xで訴える人続出…。実態はいかに
2025.4.28 natsu
「さすが九州」の略「さす九」に対する議論が白熱してしいるXの実態はどうなっているのか? “男尊女卑文化”を非難するリアルな投稿に迫る……。
「さす九」とは?

Xで「さす九」というワードがトレンド入りし、九州男児に関する議論が白熱しています。「さす九」は、「さすが九州」の略ですが、いい意味ばかりではありません。「男尊女卑がひどい」「亭主関白すぎる」といった声が挙がっており、九州地方独特の価値観に悪い印象を持つ人が多いようです。
では、実際のところ九州男児には、どんな特徴があるのでしょうか。 その長所と短所を見ていきましょう。
九州地方ならではの価値観を皮肉る言葉「さす九」。もともと九州男児といえば「男らしくてかっこいい」といったイメージがありましたが、最近では少し違った意味で使われることが増えています。
Xでは、「九州の男性は女性に厳しすぎる」「男尊女卑の考えが抜けていない」といった意見やエピソードとともに、「さす九」と皮肉交じりに使われることが多くなっています。一方で、「さす九」という表現自体が「九州差別では?」という声もあり、一時的に議論が白熱していました。
驚愕の「さす九」エピソード
「さす九」が話題になると、Xにはさまざまなエピソードが投稿されました。例えば、九州出身の人と結婚した友人の結婚式で、ある女性が新郎の父親に「良い式でしたね!」と声をかけたところ、「生意気だね」と返されたという驚きのエピソードが大きな注目を集めました。この投稿のインプレッションは3000万件を超えており、大きく注目されています。
結婚式で「良い式でしたね!」と伝えるのは、ごく自然な会話のように思えますよね。しかし、九州では「女性が式の良し悪しを評価するのは失礼」という価値観が根強く残っていることも。そのため、「生意気だね」と言われてしまったようです。この場合、「お招きいただき、ありがとうございます」と伝えるのが九州の正解だったのでは?という声も上がっていました。
さらに衝撃的だったのは、妊娠中の女性が「お腹の子が女の子だった」とパートナーに報告したところ、「女の子だと跡継ぎにならないから堕ろしてくれ」と言われたというエピソード。「跡継ぎは男でなければならない」という考えが強く、実際に男の子を産むために5人も子どもを産んだという人の話も寄せられていました。
こうしたエピソードに対し、「九州の女性はどれほど大変な思いをしているのだろう……」と心配する声が多く上がる一方で、九州の女性からは「夫をうまく転がせる女こそ良い女」という意見もあります。亭主関白な男性を受け入れ、賢く立ち回る女性もいるようですが、「それはガマンを強いられているだけでは?」と疑問を持つ人も多く、九州ならではの価値観の根深さを感じさせる投稿として多くのコメントが寄せられていました。
“さす九エピソード”だけを切り取ってみると、「九州での暮らしは大変そう……」と感じる人もいるかもしれません。一部のエピソードが発端で「男尊女卑の考えが根強く残っている」「女性を下に見る発言が多い」など、決めつけてしまう人も出てくるかもしれませんが、九州全体がこのような価値観とは言い切れません。
九州男児の根強いイメージとしてもう一つ挙げられるのは、情に厚く、家族や仲間を大切にする人が多い、結婚すれば一途に想い続けてくれそうといったポジティブなイメージもあります。「男らしい男性が好き」「頼れるパートナーがほしい」「でうじうじ悩む人は苦手」という価値観を持った人からすると、九州の男性は魅力的に映るかもしれません。一緒に過ごしていく中で、女性を大切にする姿や、いざというときに守ってくれる頼もしさに惹かれる人もいるのではないでしょうか。
【まとめ】
「さす九」という言葉が話題になったことで、九州男児の価値観についてさまざまな意見が飛び交いました。 “男らしさ”を魅力に感じる人にとっては、頼もしいパートナーになり得るかもしれません。一方で、対等な関係を重視する人にとっては、価値観の違いに悩むこともゼロではないかもしれません。大切なのは、お互いの価値観を尊重し、無理なく付き合える関係を築くことと言えるでしょう。
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